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大妻特別講座(第2回「病と闘う人々の連繋」)

大妻特別講座(第2回「病と闘う人々の連繋」)2012年07月24日 07:35

 7月20日(金)、第2回大妻特別講座「病と闘う人々の連繋」を行いました。
 午前中には終業式が行われ、翌日から夏休みという日でしたが、中3から高3までの生徒69名が参加し、早稲田大学理工学術院教授の池田康夫先生のご講演をいただきました。
 先生のお話では、「21世紀は生命科学・医療の時代」だそうです。その中で「病める人々を助ける職業」は医師だけでなく看護師、薬剤師、臨床検査技師、医療工学士、臨床心理士、理学療法士、臨床研究コーディネーター、ソーシャルワーカーなど多数あり、この医療を担う人材(=医療人)の育成が重要であること、チーム医療のためには、十分なコミュニケーションをとれる能力が必要で、そのためにも人文社会学系の知識も必要であることが、わかりやすくお話しされました。
 質疑応答も活発に行われ、「医療系の職業に就くにあたっての心構えを教えてください。」、「大学で医学を学ぶ際、数学や物理はどのように役立ちますか。」、「どのように専門分野を選びましたか。」等、積極的に質問する生徒たちに、先生は真剣に答えてくださいました。ここでも「医療人は人が好きであることが大切」ということを、さまざまな言葉を用いて生徒たちに伝えてくれました。
 講演中も質疑応答の際にも、先生は常に笑顔で、目の前の生徒たち(=人)が「好き」ということがよくわかりました。
 この講座に参加しようと思ったきっかけは、「タイトルを聞いて」、「関連学部を志望しているから」が大半でしたが、「保護者に勧められて」という生徒も複数いました。事後のアンケートによると、出席者中約7割の生徒が「自らの進路に影響があった」と答えています。
 今後も、大妻中高では、生徒の興味があるさまざまな分野の専門の先生をお招きしての特別講座を企画し、生徒のキャリア教育に役立てられればと思います。
 第3回大妻特別講座は、9月6日に行われる予定です。
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