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高1 キャリアネット講演会

高1 キャリアネット講演会2011年11月30日 10:00

 11月26日(土)に、進路指導の一環として、「キャリアネット講演会」を高校1年生を対象に実施いたしました。本校の進路指導の充実やキャリア教育推進の必要性から立ち上げられた「大妻キャリアネット」に、ご登録いただいている保護者や卒業生の皆様の中から講師を募り、今回は8名の方に講演をいただきました。

 下記に講演内容を紹介いたします。                                
                                                
 ・高校教員の職務,カウンセラー業務について                          
 ・ソフトウェア開発 ~企業とコンピューターシステムについて~                 
 ・国内外の都市開発や街づくりへの取り組みについて                       
 ・理工系大学,大学院の学生生活,サイエンティストとエンジニアについて              
 ・医業について                                        
 ・英語力と人事の仕事について                                 
・10年後の自分                                        
 ・イラストレーターの仕事について                               
                                                
 いずれの講演も大学模擬講義とは違ったアプローチからの内容で、それぞれの講師の方々が、どのように進路を切り開いてきたか、また現在の仕事につくまでの紆余曲折などが語られ、文理の壁を越えて、社会に出て働くことの意味や意義が熱く語られました。今回は、新たな試みとして、キャリアネットを卒業生にも枠を拡大いたしました。仕事での苦労話以外にも子育てや家庭との両立など、保護者ならではの思いも垣間見え、卒業生の講演からは母校への熱い思いが伝わってまいりました。              
 進路指導部からは仕事の一端を紹介していただくつもりで依頼したのですが、講演のための準備に貴重なお時間を割いていただくこととなり、まことに有難うございました。生徒の将来を模索するための有意義な企画であり、子どもたちの長い人生を考える上での羅針盤の1つになったと考えております。今後も、このような講演会がますます充実したものとなるよう、ご協力ご支援をお願いするとともに、「大妻キャリアネット」へのご登録をお待ちしております。                             
※写真は講演会の様子です。                                           


 
     
 受講した生徒の意見をいくつか以下に紹介します。                        
                                                

 「今までは大学で学ぶことを中心にいろいろな講演を聞いてきましたが、今回は実際に働いている方のお話を聞いて、自分の将来像の輪郭がより明確になったように感じました。」
              
 「土木関係の仕事は女性が少ないけれど、自分の体が小さいからこそ気づける危険があるなど、女性でもこうした分野でも活躍できるのだということが印象に残りました。」                 

 「中学受験と違い、大学受験は、自分のやりたいことを自分で選んでするものであると再認識しました。私は理系に決めただけで、将来、何をしたいのかを決めていませんでした。講演を聞いて、社会貢献をするために、もう一度、自分を見つめ直そうと思いました。」                      

 「私は大学のことしか視野に入れていませんでしたが、今回の講演で研究室や大学院などのその先のことも考えなければいけないと思いました。」                             
 
 「大学受験で必要だから英語を学ぶという時代は終わり、英語が話せて当たり前という時代になったのだなと認識しました。将来の幅を広げるためにさまざまな分野を学ばなければならないと思いました。」  
 
「 就活は高校時代の過ごし方にも関係しているという話に驚かされました。就職難の今でも、社会で求められている力をつけた学生は、次々と内定をもらっているということを知りましたし、自分も社会で求められる人材になれるよう頑張りたいと思いました。」                         
 「今、求められている先生像というお話が印象的でした。教職という仕事は、すごく大変と思っていまし
たが、やりがいのある仕事であることがわかりました。」                      
 「今までは国際関係に興味がありましたが、経済学や商学にも触れてみたいと思うようになりました。マネジメントすることは、責任感の有無や、人と人との信頼関係が鍵を握ることを知りました。」     
 「今回の講演を聞いて、私には人の話をじっくり聞いて、その人の為に何か必死でやってあげるという様な、社会貢献の出来る仕事があっているかもしれないと思いました。建築や設計の仕事には、長期間かかるものもあり、持続力が必要な仕事だけに、完成したときの達成感はとても大きいことを知りました。」   
 「医療に携わる仕事には様々な職種があることを知ることが出来ました。また、最近の医療は、さまざまな医療関係者のチームワークによって成り立っていることがわかりました。それらの仕事がどれも命と深く関わっており、やりがいのある仕事であると思いました。」                     
 「講演者の方が、苦手科目を克服した話や、一般大学を中退して医学部に入り直した話などを聞いて、もっと広い視野で将来の進路や学部を考えるべきだと思いました。また、焦らずに自分の本当にやりたいことを見つけていきたいとも思いました。」                              
 「ソフトウェア開発では、最後までやり遂げることの大切さを知りまし、グローバル化で英語は必須だと
いうことが分かりました。アメリカやヨーロッパの支社の人との会議が深夜や早朝にあったり、出張でアメリカに3ヶ月1人暮らしの話などが印象に残りました。」                      
 「イラストレーターになりたいと漠然と考えていましたが、思っていたよりもずっとハードな仕事だとい
うことがわかりました。自分のPRを書く(描く?)などして、仕事をもらいたい会社に自分を売りこむとい
った積極的な姿勢に感銘を受けました。」                             
 「今回参加した講演は、私が希望する進路ではなかったですが、“夢を実現する方法”というのは、どの職業にも共通するものがあるなと思いました。この講演をきっかけに自分の進路を見つめ直そうと思いました。」