高2 修学旅行(九州) 第2日2011年05月11日 20:00
5月11日(水)修学旅行2日目です。鹿児島のホテルを後にし,熊本の水俣市へ向かいました。日本最初の公害病である水俣病の資料館で,被害に遭われた方の体験講演を拝聴しました。
講演された方は水俣病によって夫や息子を亡くし,ご自身も水俣病を患いながらも必死に生きてこられました。大変な人生であったにも関わらず,私たちに
「周りの方々に支えられて生きてこられました。こうして皆さんにお話しできることができて,今が一番幸せです。」と語ってくださった優しい言葉に心を打たれました。
水俣と聞くと水俣病という負のイメージを思い浮かべてしまいますが,実際には自然豊かで,とてもきれいな街でした。教訓を生かし,環境を守ろうとする住民意識の高さが伺えました。お昼をいただいた福田農場では水俣の食材を堪能し,景色も大変すばらしいものでした。
前向きに立ち直るという意識を住民みんなが持ち,多くの知恵や力を結集すれば必ず街は蘇るものだと思いました。
予定では次に阿蘇山に向かう予定でしたが,急遽熊本城に組み換えて見学をしました。ここでも雨に降られることなく城内敷地を見学し,天守閣から熊本市内を見渡すことができました。
降水確率90%の予報の中,結果的には雨に降られることなく見学地を回ることができました。バスガイドさんからは「奇跡的」とも言われました。
明日の午前中は阿蘇山の見学です。「奇跡」が起こることを祈っています。