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高1・2 大学模擬講義

高1・2 大学模擬講義2015年11月28日 12:58

 11月18日(水)6時限目に様々な大学の先生方をお呼びして高校2年生・1年生を対象に大学模擬講義を実施いたしました。
 講義内容は「古文書学習の~変体仮名と明治初期の新聞~」、「中国語ってどんな言葉?」、「グローバリゼーションのいい点と悪い点」、「高度成長期日本の代表的企業家による経営革新」、「経済発展は環境を破壊するのか?~経済学から考える環境問題~」、「企業間取引のルールは誰が作るのか」、「社会調査について」、「学校の存在意義と選ばれる学校」、「わたしたちは『人を見る目』があるのか~社会心理学の観点から~」、「バイオインフォマティクス~情報科学で生物学を理解する~」、「人・空間・建築の関係について考える」、「機械工学科での学びと機械の設計について」、「女性アスリートの減量と問題点」、「腰痛の理学療法」、「天然物は医療薬品シーズ(種)の宝箱」、「動物の画像診断」、「重力波ってなに?」の関係」など多種に及びました。

 ここに受講生の感想を一部紹介します。

講義①「中国語ってどんな言葉?」
 中国語は、声調によって意味が変わってくるということを知りました。日本語にも「あめ」のように雨や飴など2文字での声調によって異なる意味があるように、中国語は1文字でも声調によって意味が変わるものがたくさんあり、その点に興味を持ちました。中国語の学習は難しいと思いますが、是非、学んでみたいと思いました。

講義②「グローバリゼーションのいい点と悪い点」
 グローバリゼーションの問題点を貧困や世界規模での不平等という視点から考察することが新たな発見でした。中でも、グローバリゼーションの恩恵を受けることが出来ない人々が、発展途上国を中心に10億人近く存在することにも驚きました。

講義③「経済発展は環境を破壊するのか?~経済学から考える環境問題~」
 自分の普段の行動が環境破壊につながっていることを知りました。環境経済学は、経済発展と環境保護の割合を最適化にして人々の幸福を追求する現実的で重要な学問だと認識しました。経済学が扱う領域は、自分が思っていたよりも広いことがわかり、自分が経済学のどの領域を学びたいのか具体的に考えていきたいです。

講義④「バイオインフォマティクス~情報科学で生物学を理解する~」
 従来の仮説駆動型の生物学には限界があるので、データとデータを統合してプログラムを作成し、施行する「バイオインフォマティクス」が今後重要視されてくることがわかりました。

講義⑤「腰痛の理学療法」
 腰痛治療には、腰の構造、特に骨の構造を理解することが不可欠で、医療系に進学することは、人体を扱う仕事なので、筋肉や骨の構造を理解することが基礎になることがわかりました。また、患者さんの心の面も支えるという点も自分の目指している職業に合致していると思いました。

講義⑥「重力波ってなに?」」
 宇宙物理は、スケールが大きすぎて今までは内容がよくわかりませんでした。私たちが宇宙の一部であることや、地球上での物理法則が宇宙でも適用されることなどを知って、宇宙は意外と身近なものであると感じました。
 
 以上のように、受講生の感想にみられるように、受講した生徒達は熱心に各大学の先生方の講義を聞きながら、学問・研究の魅力に接して、興味・関心の幅を広めることの大切さを実感し、将来の夢を膨らませながら、進路意識を高めていました。

熱心にメモを取ります 白熱した授業が繰り広げられます 普段の授業とは違う雰囲気にわくわくしています