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大妻特別講座(第2回)

大妻特別講座(第2回)2013年10月02日 08:25

 9月28日(土)午後、第2回大妻特別講座「女医のすすめ-女性の方が医師に向いている?-」を行いました。
 中3から高3までの生徒24名が参加し、都立大塚病院脳神経外科医長の高橋恵先生のご講演をいただきました。
 以下、事後アンケートの生徒の記述を交えながら、当日の様子をお伝えいたします。先生のお話は、「私は今日、将来の医師仲間を求めにきました。」から始まりました。女性の方が男性より医師に向いている理由には頷けることが多く、アンケートに「女性より男性の方が医師に向いているのではというイメージが大きく変わりました。」と記述した生徒もいました。
また、「患者さんやその家族とどう接していくか?一緒に考えていくには?わかってもらえるように伝えるにはどうすればよいか?等、医学には文系の能力も必要」との話に対し、「医者になるには、理系の脳を先天的に持っている人しかなれないと思っていたし、病院で働くことに無機質なイメージを持っていたので、人間的な要素があると聞いてびっくりしました。」、「脳神経外科は、手先の器用さは必要かもしれないが、力仕事はないので、女性に向いている」との話に対し、「外科はすべて力仕事で、自分には無理だと思っていましたが、今日の話を聞いて脳神経外科に魅力を感じました。」との記述がありました。
さらに、仕事で多くの国々をご訪問された話も伺うことができ、写真を用いた学会風景のみでなく、食事、観光地の説明に「今まで国際関係の方に興味があまりなかったのですが、高橋先生のお話や写真を見てとても興味があるようになりました。」との記述がありました。
 最後に「規制されると感じることもあるでしょうが、中高時代の勉強は大切で、まんべんなく行っておくのがよい」との話があり、その場にいた皆が頷いていました。
 質疑応答も活発に行われ、先生ご自身の中高時代の生活もお話しいただけました。
今回ご講演いただいた先生は、生徒にとっては母親世代で、近隣の女子校をご卒業されたとのお話もあり、親しみやすく感じた生徒も多かったのではないかと思います。
この講座に参加しようと思ったきっかけは、「掲示物を見て」が最も多く、校内に貼ったポスターが功を奏したといえるかもしれません。「保護者の方に勧められたから」という生徒も複数いて、家庭での声掛けもありがたく思っています。関連学部(今回の場合は医学部)を希望する生徒だけでなく、生徒が興味の範囲を広げていく一助となればと考えています。今回も出席生徒24名中11名の生徒が「自らの進路に影響があった」と答えています。
 今後も、大妻中高では、生徒の興味があるさまざまな分野の専門の先生をお招きしての特別講座を企画し、生徒のキャリア教育に役立てられればと思います。
 第3回大妻特別講座は、1月11日に行われる予定です。
特別講座③特別講座②特別講座①