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中3 大妻キャリアネット講演会

中3 大妻キャリアネット講演会2012年11月29日 11:49

 大妻キャリアネット講演会が11月24日(土)午後、中学3年生を対象に行われました。この講演会は昨年度まで高校1年生を対象に行っていましたが、本校の進路学習プログラムを整備し、今年度から中学3年生を対象に行うことになりました。「大妻キャリアネット」には、大妻生に自分の体験や考えをお話ししてもよいと考えて下さっている保護者や卒業生、その他関係の方々に多数登録していただいています。今回は9名の方のご協力をいただき、講演をしていただきました。生徒は事前に行われた希望調査により、1人1講演ずつ聴きました。通常の授業時間と同じ50分間の講演でしたが、各講演とも熱心にメモを取りながら聴いていた生徒の姿が印象に残っています。

コミュニケーションとグローバル人材に向けてイラストレーターについて化粧品会社の研究員~仕事の紹介~


以下に、内容の一部を、受講した生徒の感想・意見から紹介します。

■経済系【コミュニケーション力とグローバル人材に向けて】
・欧米は罪の文化で日本は恥の文化だということ。日本はもともと島国であり、村社会なので行動するときに重要なのは他人からどう見られるかという周りからの目であるということが印象的でした。

・信頼とは、初めから他人に警戒心を持つのではなくアンテナを高く張って色々な人々と触れ合い、コミュニケーションを取り、その人についての情報を得て判断することであるということ。

■医歯薬系【新薬開発の仕事で社会の期待に応える】
・「新薬の開発」といっても、薬剤師や医師など理系学部出身の人ばかりが携わっているのではなく、説明力に長ける文系の人や体育会系の人など様々な人が集まって初めて慎重に開発に向けて議論できるということ。

・何かに興味があったとき、色々な関わり方ができる。1つのことのように見えることも、別の角度から参加している人が多い。だから進路を考える上で、自分がどのように社会に貢献したいかを考えることが一番だ。

■法学系【国家公務員の仕事について-国家公務員になるためには-】
・今回のキャリアネット講演会で印象的だった内容は、国家公務員の魅力です。自分が企画、立案に参加した政策が実現したときのやりがいがすごくあるとおっしゃっており、私もそのやりがいを感じてみたいと思いました。

・公務員試験において、重要視しているところは筆記などの知識の面だけでなく、その人の人間性など、学習だけでは補うことのできない部分もあるということが一番印象に残った。文武両道を目指して頑張ることが大切だと思った。

■理工系【LNGと大規模プロジェクト-エネルギーを支える仕事-】
・LNGとは何か知らなかったので、液化天然ガスがLNGだとわかって良かったです。また、天然ガスを-162℃にすると液体になることを知って驚きました。

・私は理系の仕事は室内でしかやらないと思っていました。しかし、実際は、その知識で、人や地域の役に立つものを作るという仕事でした。この仕事はすごく国際的な仕事だと思いました。

■看護保健系【様々な医療現場で-敏感力と鈍感力-】
・コミュニケーション、チームワーク、お互いをフォローし合うことが一番大切であること。医療は日々進歩しているので新薬や新たな方法など一生勉強が必要となること。苦労がたくさんあるが、嬉しさもたくさんあること。

・看護師になるには「指示待ち人間」では駄目。言われたこととその3~4個後くらいは自分で考えて行動しなくてはならない。同時に患者と目を合わせ、体の変化を気にしつつゆっくりと話をすることも必要。

■国際系【キャビンアテンダントのかばんの中には…?】
・キャビンアテンダントの仕事は華やかなものだと思っていたので、意外と裏方というか、事務的なことが多くて驚きました。また、本などもとても分厚く、結構力のいる仕事が多いなあと思いました。

・今回CAさんからお話を伺って最後に「ありがとうと言われることがこの仕事のやりがいだ」とおっしゃっていたのを覚えています。私も将来そういう仕事に就けたらいいなと強く思いました。

■教育系【教育-人を育てる楽しさ-】
・教育というのは、はじめ堅苦しいものだと思っていましたが、話を聴くといつも違う日常がきて楽しいという印象が強かったです。まだ将来のことは明確には決まっていませんが、教育も視野に入れてみようと思います。

・私は子どもと関わる仕事をしたいと思っています。今回の講義を聴いてより一層興味が湧きました。子どもと関わる仕事はたくさんあるので1つに絞らずいろんな可能性を考えながら進路を決めていきたいと思いました。

■芸術系【イラストレーターについて】
・講演してくれた方が最後におっしゃっていた「高校3年間楽しんでね」といった内容のことが印象的でした。周囲には「アッと言う間に過ぎるんだからしっかり大学を考えて…」と言われているので、逆に印象に残りました。

・イラストレーターの仕事に就いている人は本当に沢山いて、その中でも皆が知っているようなイラストレーターさんはほんのわずかだと知り、驚きました。

■健康系【化粧品会社の研究員-仕事紹介-】
・自分の得意科目の進路に進むのではなく、自分がやりたい職業に向けて進路を選ばなければならないということが分かりました。また、大学では筋道の立て方を学ばなければならないと思いました。

・いかに心まで響くように伝えることができるかを考えて研究しているとおっしゃっていました。新しい化粧 品を作ったとき、それを買って使った人が心地よくなったり満足するような化粧品を考えているのだと思いました。