« 英国教育体験プログラム⑤ | メイン | 英国教育体験プログラム⑦ »

英国教育体験プログラム⑥

英国教育体験プログラム⑥2016年08月03日 12:54

7月27日(水)・28日(木)
eikoku_6_1.jpg2日間の午後、UCL-JAPAN Young Challenge 2016が行われました。これは、今回のプログラムの中枢ともいうべき活動です。そもそもUCLには、UCL Grand Challengesとよばれる大学全体しての大きな目標があり、Global Health / Sustainable Cities / Intercultural Interaction / Human Wellbeing の4つの分野で取り組まれています。今年UCLは、Grand Challenges実現の一環として、東日本大震災で被災した福島県の復興と人的支援をテーマにしたシンポジウムを開くことになり、そこへ日本の若者たちが提言するというのが、今回のUCL-JAPAN Young Challenge 2016の主要な目的であったのです。
eikoku_6_2.jpg 27日の午後には、グループごとに分かれ、大災害に関するワークショップが開かれました。災害の種類、原因、被害、対策、人的支援など、地震や津波だけでなく、エボラ熱やテロなどについても具体的な事例を研究しながら、グループで話し合い、全体として一つのまとめを見ることができました。これを翌日のシンポジウムで発表することにしました。
28日の午後、Lecture Theatre で Disaster Symposiumが開かれました。大沼教授の開会宣言の後、Prof. Peter Sammonds の基調講演、福島高校の生徒による2つのテーマに関する発表(Agriculture in Fukushima, Evacuation and return in Fukushima)が行われました。内容もさることながら、日本の高校生が、PPを使いながら英語で発表し、英語での質問に答えていく姿は大変素晴らしいものでした。福島高校の生徒さんは、連日早朝から夜遅くまで、プログラムの合間を見つけてはプレゼンの練習をしており、その努力は尊敬に値するものでした。本校の生徒にもいつかそのような機会が与えられればと思います。併せて、前日のワークショップの成果も発表されました。UCLの研究者や、日本の企業の研究者による発表もあり、あらためて大災害と人的支援のあり方について考えさせられる一日となりました。
eikoku_6_7.jpgeikoku_6_5.jpg夜は、レセプションが開かれ、大人に混じって立食形式のパーティに参加しました。食事をとりながら、いろいろな人とコミュニケーションをとり、シンポジウムの感想や意見を話し合う楽しさを、大妻生も感じてくれたでしょうか。こうして長く充実した一日が終わりました。

eikoku_6_4.jpgeikoku_6_6.jpgeikoku_6_3.jpg