白梅・紅梅が咲きました!2011年02月28日 14:59
平成21年度中高卒業記念品として植樹された、白梅と紅梅が花を咲かせました。
冬の寒さが緩みつつあるこの頃、また新たな旅立ちの季節が近づいていることに少々寂しさを感じます。平成21年度卒業生の皆さんもこの機会にぜひ母校を訪れてみませんか?
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平成21年度中高卒業記念品として植樹された、白梅と紅梅が花を咲かせました。
冬の寒さが緩みつつあるこの頃、また新たな旅立ちの季節が近づいていることに少々寂しさを感じます。平成21年度卒業生の皆さんもこの機会にぜひ母校を訪れてみませんか?
高校1年生の家庭科の授業で、調理実習が行われました。毎回素晴らしい出来栄えの料理に教員も驚いています。今回はスペイン料理のパエリアとサラダでした。サフランライスやシーフードの香りが廊下にも漂ってきて、食欲をかきたてられます。
楽しく料理をしている中にも真剣な表情で取り組んでいる姿が印象的でした。ぜひ授業だけのことで終わらせることなく、家庭においても役立ててもらいたいものです。
2月21日(月)と22日(火)の放課後、大妻中高の和室「己他可庵」(コタカ庵)において、中高生徒会主催のひなまつりイベントが行われました。
3月3日よりやや早いですが、毎年恒例の行事です。
雛人形が飾られ華道部の作品も展示された和室において、筝曲部の演奏や日本舞踊部の踊りの披露が行われました。また、茶道部よりお茶をいただきました。本校の生徒は中学2年次に茶道の作法を学びます。まだ慣れない中学1年生が先輩たちの所作を見よう見真似で実践している姿が印象的でした。
例年以上に生徒や教職員が訪れ、多くの人が普段味わえないひとときを過ごすことができました。
2月19日(土)、本校を会場に数学検定が実施されました。中学1年生から高校2年生まで325名の生徒が、準1級から4級までの各級にチャレンジしました。受検にあたっては普段の数学の学習内容が定着したかを確認する生徒、まだ習っていない内容が含まれる級にチャレンジする生徒など、さまざまなケースがありますが、皆、果敢に取り組んでいました。準1級、2級はなかなか手強いようでした・・・。
英検や漢検も同様に多くの生徒が受検します。これからも日々の授業に加えて、高い志を持ってさまざまな検定に挑戦する姿を期待します。
「ディズニー映画を観ながら、上智大学・池田先生の講義を聴こう―あっと驚く英語の秘密―」
去る2月12日(土)13時から、上智大学文学部英文学科の池田真先生をお招きして、ユリイカの会主催の講演会が行われました。
池田先生は、言語学や外国語教育をご専門とされており、講演では、ディズニーアニメの登場人物が話す英語の特徴に注目した社会言語学や、第二言語習得論に基づく効果的な英語学習法などについて、平易にお話して頂きました。
ディズニーアニメの『美女と野獣』。その登場人物たちはどのような英語を話しているのでしょうか。英語の発音に注意して聴いてみると、キャラクターの性格ごとに、様々なタイプの英語を話していることがわかります。先生は、多くの悪役が外国語風に発音していることに注目され、アニメを見ている小さい子供たちに、あるイメージがすり込まれる可能性があることを指摘されました。こうした身近なテーマから、英語がどのような研究対象となり、いかなる問題を解決するのか、大学での研究の一端を味わうことができました。
また、ELF(English as a Lingua Franca)についての研究にも言及されました。私たちが目指す英語は、ネイティブ英語なのか、それとも母語なまりの非ネイティブ英語なのかについては、参加生徒の間でも意見は分かれましたが、コミュニケーションの手段としては、発音がネイティブ並でなくとも相手に内容が伝わればそれで十分だという、共通語としての英語の研究があることをお話くださいました。何よりも意味のある内容を伝えることが肝心であることを伺い、ほっとした生徒も少なくなかったと思います。それに加え、日本人が英語を話すうえで、注意しなければならない点、強弱のリズムをつける、カタカナ読みしないなどにも触れられ、とても勉強になりました。
今回は、高校1、2年生を対象に募集しましたが、進路が決まった高校3年生や、英語に興味のある中学3年生の参加もあり、合計37名が新たな英語の世界を体験致しました。先生の穏やかで優しい語り口に、生徒たちもリラックスして、質問に答えたり意見を述べたりしておりました。質疑応答も活発に行われ、終了後も個人的な質問が続くなど、大変充実した講演会となりました。 池田先生、どうもありがとうございました。
2月19日(土)、大妻中高アリーナにおいて高校全校集会が行われました(中学は18日(金))。修了式を除けば、今年度を締めくくる最後の集会となります。
校長講話では、現代日本が抱える問題として、自殺率の高さを挙げました。政府も自殺者を減少させる社会作りのために全力を注いでいるようですが、なかなか改善に向かいません。先進国の中では1位2位を争う程で、景気の不安定さや近年の人間関係の希薄さが根強く影響を及ぼしているようです。
そのような中でも昨年末から今年にかけて全国各地に巻き起こった「タイガーマスク運動」は良いニュースの一つでした。あまりおおっぴらに「寄付」を掲げないところは恥ずかしがり屋の日本人気質を表しているようですが、テレビ等で「伊達直人」さんにお礼を言う児童の姿に心を打たれます。
しかし、この美談の中に見え隠れするのが、児童養護施設の現状です。充分な援助を受けているとは言えないということにも目を向ける必要があると思います。
このように、あらゆる方面から物事を捉えて、自分が何を行動すべきなのか。校長は、ジャーナリストとして歩んできた半生から、生徒に対して、明日の日本に貢献するべく、様々な物事に見識を深めていって欲しいと強く訴えました。
以下の表彰が行われました。
〔高校〕
○美術部 東京私立中高協会主催 生徒写真・美術展 美術の部入選 高1 2名
○卓球部 東京都高体連主催 地区別大会 学校対抗 第3位
個人シングルス 第3位 高1 1名
○第19回国際高校生選抜書展 準大賞 高2 1名
入選 高2 2名 高1 1名
〔中学〕
○美術部 東京私立中高協会主催 生徒写真・美術展 美術の部入選 中1 1名
○卓球部 千代田区中学校新人大会 第3位 中2 1名
○テニス部 千代田区中学校学年別大会 中1女子の部 準優勝 中1 1ペア
○全国教育美術展 特選 中3 2名
入選 中3 2名、中2 2名、中1 2名
2月15日(火)、大妻講堂にて合唱コンクールが開催されました。
各クラスで歌う曲を決めてから今日まで音楽の授業や始業前・放課後に練習を重ねてきました。中学生にとっては体育祭や文化祭に並ぶ一大イベントで、時には意見がぶつかり合いながらもクラスが一致団結する行事となっています。
昨日の夜から雪国に負けないほどの雪が東京にも舞い落ち、合唱コンクール本番の朝は積雪の中の登校でした。登校すると教室で最後の練習をして、いざ大妻講堂へ。
開会式では校長先生より「ほたるの光」を例にして、唱歌にこめられた詞の趣深さを伝えました。そして、いよいよ合唱のスタートです。最初は2度目の合唱コンクールとなった中学2年生の部です。どのクラスも、自分たちがどのように歌いたいかを考えて臨んだようで、それぞれ活発で個性的なクラスの様子が伝わってきました。次に初々しい中学1年生の部です。初めての合唱コンクールで、さまざまな場面で戸惑いもありましたが、音楽係やパートリーダーを中心に練習を進めてきました。入学してからいろいろな学校行事をともにしてきた今のクラスでの締めくくりの行事ということもあって、皆一生懸命に歌うことができました。最後は、貫禄十分の中学3年生の部です。課題曲「旅立ちの日に」は、素敵な詞が並ぶ有名な卒業ソングですが、その歌詞にそれぞれのクラスでの思いを込めて大妻講堂に素晴らしい歌声を響かせていました。同じ「旅立ちの日に」でも異なった音色に聞こえてくるものですね。自由曲も同様で、後輩たちは大いに魅了されました。
各クラスの合唱が終了すると、中学音楽部による合唱です。一人ひとり表情豊かに歌い、温かい拍手が送られました。そのあとは教員合唱です。普段見られない先生方の熱唱ぶりに生徒も感激していたようです。最後に全員で「翼をください」を歌い、音楽の先生より講評がなされ、審査結果が発表されました。1位になった喜びで涙を流す生徒、達成感や充実感に浸って思わず涙があふれる生徒、悔しさで涙がこぼれてくる生徒・・・。その「涙」は青春の1ページとなったことでしょう。