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高1・2 大学模擬講義②

高1・2 大学模擬講義②2010年11月30日 12:39

 今年度第2回目の大学模擬講義が、高校一年生・二年生を対象に11月24日(水)6時間目の特別活動時間を利用して行われました。今回はのべ21系統の大学学部学科の先生方を講師にお招きしました。映像や音響の利用に加え、参加体験型の講義も増え、自然に学問へと導かれる、内容の深い講義が展開されました。学年での進路学習プログラムと連携し、よりよい進路選択へとつながることを望んでいます。
 
 
「カウンセリング入門」「信頼される教師を目指して」「大学で学ぶ経済学とは?」「君も薬を世に出せる」「生活に役立つリハビリテーションの知恵」「海の汚染とプラスチック」

内容の一部を、受講した生徒の意見とともに、以下にご紹介いたします。
 

・人文・教養【コミュニケーションの効果について】
 「人文系について今まで意識していなかったが、将来の就職活動などで大いに役立つ能力を学べることを知り、興味を持った。」
・外国語【英語とイギリスの文学・美術】
 「今までは漠然と語学を考えていたのですが、『いかに学ぶか』『何を通して言語を学ぶか』も考えていこうと思いました。」「言語は辞書で足りるものではなく、歴史や文化を通してわかるものだということがわかりました。」
・歴史学【大学で学ぶ西洋史】
 「今は日本史を勉強しているが、この講義を聞いて世界史もやりたいと思った。」
・国際関係【COP10を経済学ではどう見るか】
 「国際問題を経済的視点で見ることはそれまで気づかなかったことに気づき新たな視点で考えられるので大切だと思った。」「限られた資源の中で、多くの人を幸せにするのは決して簡単なことではないと改めて感じた。」
・経済学【大学で学ぶ経済学とは?】
 「今までよく知らなかった『経済学』『経営学』『会計学』『商学』などの学問の違いがよくわかり、自分でももっとくわしく学部について調べてみようと思った。」
・経営学・商学【ノーベル経済学賞と高校数学】
 「経済の基本はやっぱり数学なんだな、と思いました。数学を学ぶ意味がわからないという学生もいますが、大学でより極めていけば何事にもつながっていくとわかりました。」
・法学【魔人としての国家とランプの使い手としての市民】
 「世の中に出てしまったら皆互いに利害関係を持ち、『物理的な力』を行使してより良い関係を求める。その方法を学ぶことができるのが法学部だということを聞き、とても納得しました。」
・マスコミュニケーション学【ネット時代のジャーナリズム】
 「5W1をしっかりふまえた上でニュースを見ると、より深く知ることができると思いました。」「世の中の事象に対し、改めて根本からその定義を追究する姿勢は、社会科学を学ぶにあたってすべての人が持っているものであると感じた。」
・心理学【障害から考える人間】
 「世の中の疑問や謎は心理学で扱う分野で、案外さらりと解決できてしまうことにびっくりしました。物事を冷静に見なくてはいけないと思います。
・臨床心理学【カウンセリング入門】
 「人間は本当の自己と建前の自己を持っていて、本音を抑えすぎるとさまざまな症状が出てしまうということに驚きました。カウンセラーは無意識の中にある問題を性格に理解し話し合う仕事だということもわかりました。」
・教育学【信頼される教師を目指して】
 「子どもと接することは改めて難しくて大変なことだと思いましたが、それだけやりがいもある素敵な仕事だと思い、改めて良いなと思いました。」
・物理・数学【エントロピーの話】
 「科学や数学ともつながる話を聞けて、勉強になりました。指数関数や微分なども出てきたことが楽しく、確立の話を対数関数や∞を使って式を出したこともおもしろかった。」
・動物・獣医学【犬の行動学】
 「獣医学のある大学は全国に16校しかないと聞き、驚きました。」「犬にも反抗期があったり、人見知りがあったり。生き物はみんな変わらないな、と思いました。」
・電子・電気・情報学【コンピュータとプログラミング言語】
 「とても複雑なコンピューターの世界をのぞくことができて面白かった。ものすごく奥が深そうで、世界中のネットワークの大きさを感じました。」
・建築学【建築工学入門】
 「建築には建築に反映されている文化や感覚などを広く知ることが大切であることを知り、進路学習についても視野を広く持つことをもっと意識しようと思った。」
・食物栄養学【食べ物のおいしさと物性】
 「米粉の研究についての話を聞き、まだ誰もやったことのないことを研究するのは地道で大変な作業だと思いました。」
・医療・医療技術学【生活に役立つリハビリテーションの知恵】
 「一医療従事者としての患者さんへの接し方や『人に触れる仕事である』という心構えを学ぶことができた。2年間で4回受けた講義は、大変有意義だった。」
・創薬学【君も薬を世に出せる】
 「先生は新薬の研究をし始めた頃、周囲の人から反対され続けたそうです。しかし信念を貫き、新薬の開発に成功しました。研究には一人ひとりを納得させ、自分が正しいと思うことをするのが大切だと思いました。
・児童教育学【子どもの表現と異文化理解】
 「海外の子どもたちと触れ合ったり絵本を作ったりする、児童を対象とする仕事も楽しそうだと思いました。」
・農・環境学【海の汚染とプラスチック】
 「高田先生は世界中の水質を調べて示すことにより環境汚染の改善を呼びかけていくのが研究テーマということですが、一つの学問にもさまざまなアプローチの仕方があるんだと思いました。」
・美術・デザイン学【なぜ、アートやデザインが現代社会に必要か?】
 「やはり美術は奥が深いなと思いました。誰かの考える自分なりの美術で多くの人が救えるというのはやはり素敵だと思います。」