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ユリイカの会 「エコボートに乗ろう!」

ユリイカの会 「エコボートに乗ろう!」2009年07月13日 18:11

 7月7日(火)11時から13時まで、約2時間の「エコボートに乗ろう!」ツアーを実施しました。
参加生徒は高2から5名、高1から2名、さらに3名の引率教員を含め、計10名でボートを借り切ってのツアーとなりました。
 
 このツアーは「NPO法人 あそんで学ぶ環境と科学倶楽部」の企画によるもので、環境イベントで参加者に楽しく自然体験をしてもらい、そこから環境保全の大切さを学んでもらおうという意図の活動です。排ガスを出さないエコボートは、電力で動くためにおいもない上ほとんど音がせず、船長の平山さんから受ける各地の説明を、じっくりと聞くことができました。
 
気持ちいい眺め! 今回は「都心の水辺でエコツアー 神田川・日本橋川コース」に参加し、江戸時代から続く都市開発の仕組み、人々と河川の関わり方、私たちの生活に関わる河川の役割などを楽しく学びました。
コースは、水道橋を基点に高速道路を真上に見つつ、神田川一ツ橋→旧常磐橋→神田橋→日本橋→湊橋と進み、いったん隅田川に出て、清洲橋→両国橋をくぐり再び神田川を浅草橋→秋葉原→万世橋→昌平橋→お茶の水→聖橋と上るかたちで戻ってきました。
 
橋だ!
 江戸東京はかつて水の都でした。江戸時代から残る武家屋敷の石積、御影石で作られた日本橋。下から見上げる欄干の麒麟や獅子の気高さ。それらを水辺から見上げる美しさにとどまらず、東京オリンピック以後、急速に運河から道路へと変貌した河川の様子を直接見て学ぶことにもなりました。
 
 定期的に川の清掃船がゴミを収拾していること、微生物による浄化の取り組み、文京区と千代田区の一般家庭から回収された不燃ごみが、ゴミ収集車で回収された後、船で羽田沖の最終処分場へ運ばれることなどの事実は、知っているようで知らない東京の一面を見た気がしました。さらに地下鉄トンネルからの湧き水を、川の水質浄化と水量確保のため川に戻しているということの驚きもありました。
 
普段とは別の角度で見ると全然違います! 東京を川から眺めるという一風替わった取り組みは、想像以上に意義深い発見のある探索となりました。
次回は先生方も是非どうぞ、ご参加お待ちしております。

生徒たちの感想
「毎日東京に行ってるのに見たことのないような景色ばかりで驚きました。」
「学校で申し込みをしてあのような川の旅ができたのはいい企画だなと思いました。」
「江戸時代の名残があんなとこにあったのが衝撃でした!ぜひぜひまたこのような楽しい企画をお願いします!すっかりファンになりました!本当に気持ちよかったです!」
「橋の上は車や人で一杯なのに、川は私たちのボートしかないというのもなんだか気分が良かったです。古い橋と新しい橋を見比べたり、昔からの石垣を見たりと普段できないことができたので楽しかったです。」
「地下鉄の浸水を防ぐために水を流しているのには驚きました。たぶん一生覚えてるだろうなという思いが頭をよぎりました。」