« 11月 朝礼 | メイン | 中2 校外学習(千葉 国立歴史民俗博物館) »

サイエンスキャラバン2008 講演会

サイエンスキャラバン2008 講演会2008年11月20日 19:14

11月15日(土)放課後12:30より、本校会議室において、東京工業大学世界文明センター主催の
サイエンスキャラバン講演会が行われました。
 この講演会は高校生を対象に、各分野において第一線でご活躍されている先生方をお招きし、科学技術が人類の未来に対して重要な役割を担っていることや数学の魅力などを語りかけていただき、科学に対する認識を深め、進路選択の手がかりとしてもらおうという試みで、2007年から全国の学校をまわっています。今回本校では「ユリイカの会(※)」が中心となり、生徒にぜひこの講演を聞いて欲しいと思い、おいでいただきました。
 
桜井先生のご講演 講演内容は2本立てで、1部では、テレビや雑誌でも著名なサイエンスナビゲーター・桜井進先生による、「ジョン・ネイピア対数誕生物語」と題して、ネイピアが「対数」の発見に至るまでの背景や過程を通じて、数学を発展させることがいかに人類にとって重要なことであったかを映像機材を使い、わかりやすく、そして熱く熱く語っていただきました。
 
橋爪先生のご講演 2部では、こちらも著名な社会学者にして、世界文明センター副センター長でもある橋爪大三郎先生による、「地球を救え」と題して、人類が排出してきた二酸化炭素に焦点を当て、現在世界中で取り組んでいる活動や人類の未来について今我々がすべきことは何かを語っていただきました。
 
 
生徒のようす 講演後には質問の時間を設けていただき、生徒から多くの質問が出されました。生徒の数学・科学・環境に対する意識が確実に高まったと実感いたしました。
 お二方にはどのような質問にも丁寧にわかりやすくお答えいただきました。先生方の熱意に触れ、生徒の目が輝きに満ちていることに驚きました。講演後も興奮冷めやらぬ様子でした。
きっと彼女たちの人生にとって大きく影響を及ぼした一日となることでしょう。
橋爪先生(左)と桜井先生(右)橋爪先生、桜井先生、本当にありがとうございました。
 
 
※ユリイカの会とは・・・
ユリイカの名称は、アルキメデスが浮力の原理を発見した際に発した「エウレカ!(わかった!)」というギリシア語に由来しています。この会は、意欲ある生徒達(自由参加)に様々な文化的活動の機会を提供し、共に体験し学ぶ中で、皆が自主的に豊かな教養を身につけることを目的に設立されました。
2008年の活動は、
7月 美術館見学『対決-巨匠たちの日本美術』(東京国立博物館平成館)
9月 学校周辺歴史散策
10月 神保町界隈文学散歩
11月 サイエンスキャラバン2008 講演会
   (東京工業大学世界文明センター主催 橋爪大三郎氏・桜井進氏講演)
を行いました。来年以降も様々な楽しい企画を立ててまいります。どうぞご期待下さい。