OTSUMA JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

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教育ビジョン

「恥を知れ」 でも「恥を恐れないで」

学校長 赤塚 宏子

  大妻中学高等学校の校訓「恥を知れ」は、「その行いは良いものでしたか、心に向き合っ て考えてごらんなさい」という教えです。自分の心に照らし合わせ、恥ずかしいと思う行動を すべきではないと静かに諭すことばでもあります。
 しかし、もしあなたの心が十分に育っていなかったらどうでしょう。恥ずべき行動も「恥ずかしくない」ことになり、良い・悪いを区別することができませんよね。そうならないためにも、 私たちは常に自分を見つめ、成長するよう努力しなくてはならないのです。
 小学生の皆さんにとって恥ずかしいこととは何ですか。先生の質問に答えられなかったこと? 人の悪口を言ってしまったこと? 何を恥とするかは年齢によっても変わります。それまで普通に行ってきたことを、ある時とても恥ずかしく感じたとしたら、それは皆さんが成長した証なのです。そう、「恥を知れ」は、人の向上の度合いをはかるバロメーターでもあるのです。
 「恥を知れ」は素晴らしい校訓ですが、もう一つ大切なことがあります。それは、必要以上に縮こまらないでということ。「これは恥ずかしいことかもしれないから、行動するのはやめておこう」と自分を抑え込まないでほしいのです。行動して初めて「恥ずかしいことだった」とわかる場合もあります。考えすぎて萎縮するよりも、思い切って動き、堂々と失敗してください。 失敗すればそれが一つの体験になります。中高時代は皆さんの心とからだが育つ大切な6年間です。「恥を知れ」を道しるべに、のびのびと過ごし大いに成長してほしい。
 皆さんが健やかに育つよう、私たちは全力で応援いたします。