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貿易ゲーム
ごきげんよう。中3PR部です。
公民の授業で貿易ゲームをやりました。生活班を国に見立て、それぞれ自分たちの国の利益が最大になるように各々が戦略を考えました。紙を資源、ハサミや定規などを技術とし、国は製品を作ることでお金を得られます。そのお金をできるだけ増やすゲームです。国同士で協力するもよし、自分たちで頑張るも良しで、国ごとに個性が出た授業でした。
自分たちで頑張る選択をした国の中でも資源豊かな国はたくさん利益を得られましたが、資源がなかった国は利益を出すことができませんでした。
一方、国同士で協力した国では資源のあるなしにかかわらず安定して利益を出すことができました。
【協力のグループを担当した生徒】
私は新興国の生徒として他の新興国グループと同盟を結び、資源や技術を共有し合いました。そして互いに得た利益を分割するというやり方で行いました。新興国は資源も技術も自国内で賄っていくことができる程度しかないため、先進国からの支援を必須としている立場でもなければ、発展途上国に対して支援が出来るほどの余裕もない国である、ということを身に染みて感じました。このゲームを通して、今後新興国がどのように発展していくべきか、また、日本のような先進国はそのような国に対してどのような対応を取れば良いかということがわかりました。世界のあり方について考える有意義な時間を過ごすことができました。
【競争のグループを担当した生徒】
私は紙(資源)はあるけれど、はさみや定規(技術)がない国でした。資源も技術もある先進国と違い、生産したくてもできないという状況を目の当たりにしました。これは環境問題も同じだと考えました。取り組みたくても技術がなくてできない、このような国があることを実感することができました。
【マーケットを担当した生徒】
製品が持ってこられるまでは色々な国の様子を客観的に見て回れたので楽しかったです。協力する国と競争の国では最初の動きが大きく異なったことも面白かったです。結果的には競争の国も話し合いをしていましたが、各々が自分たちの利益のために必死でピリピリしていた印象がありました。一方協力の国はお互いが穏やかでスムーズに話し合いが進んでいました。