世界の女子教育の模範となり、日本の女子教育のパイオニア達もその教育方針に学んだ英国のチェルトナム・レディース・カレッジに赴き、Principal Eve Jardine-Young校長先生とお会いしました。
160年前に創設されたチェルトナム・レディース・カレッジは、リベラルアーツに基づき学問的教育を施し、優秀な女子生徒を輩出しつづけております。その名前は女子のイートン・カレッジとして世界に知られております。
校長先生との会談の中で、互いの教育指針に共鳴し合い、光栄なことに、チェルトナム・レディース・カレッジと大妻は2016年より提携をし、生徒たちとの交流をすることとなりました。手始めに、夏期研修に大妻生がチェルトナム・レディース・カレッジに行き、カレッジの生徒にお世話になりながら寄宿生活を体験し、文化や言語を学んで過ごすこととなります。
大妻生４０名を習熟度別に３クラスに分け、午前中は言語としての英語を学び、午後は英国文化に触れ、美術や体育、街に出て住民との交流などを、チェルトナム・レディース・カレッジの家から通う（バディイとなる）生徒達とともに体験いたします。
研修の中で、英国の歴史や文化遺産を学びに、Oxford大学、ウインザー城の見学、ローマ時代の温泉地バースやロンドンを訪れます。研修終了証明書にPrincipal Eve Jardine-Young先生のサインをいただくことからも、とても質の高い教育プログラムであることがわかります。こうした英国名門女子校との提携は今後の大妻生への測り知れない良い影響があることと確信しております。
このように、大妻中学高等学校は伝統校でありながら、絶えず進化発展を探究するこころを持ちつづけ、2016年も進化いたします。

2016.1.22　学校長 井上美沙子