- 受験生
- 在校生・保護者
- 卒業生
残念なんかじゃない!
皆さま、ごきげんよう。
スポーツの秋を迎えました。
本日と明日、千代田区では「東京都私立中高協会第一支部球技大会」が開催されます。千代田区内の私立中高の生徒たちが、バレーボール・バスケットボール・卓球・ソフトテニス・バドミントンの競技で、日頃の練習の成果を競い合うのです。本校の体育館も会場として使用され、本日はバスケットボールの試合が行われました。
私も保護者の皆様と並んで、高校バスケットボール部の試合を応援いたしました。コートを縦横無尽に駆け抜ける姿、ボールを持つ相手に食らいつく真剣な表情、そして、シュートを目指してゴール下に切り込む勇姿。体育館には、ボールの弾む音やキュッキュッときしむシューズの音が響きわたり、臨場感に満ちていました。大妻生がボールを奪うと胸が高鳴り、奪われるとただただ悔しく、シュートが決まると両手を突き上げてしまうほどでした。結果は32対30。相手チームの歓声とともに試合終了となりました。
綺麗な言葉で言えば、「残念な結果でした」ということなのでしょう。でも私はそうは言いたくないのです。残念なんかじゃない!
最後の最後まで、生徒たちは全力を尽くしました。残り2秒の場面でも、全速力でボールを追い、7点差を必死に追い上げて、2点差まで迫ったのです。
試合終了後、挨拶を終えた生徒たちの目に、こらえていた大粒の涙が光りました。みんなよく頑張ったね。その一途な思いを忘れずにいてほしい。一生懸命やったからこそ感じる悔しい気持ちを、次の挑戦につなげていこう。
明日もまた、素晴らしい試合が繰り広げられ、笑顔と涙があふれることでしょう。私も微力ながら応援に駆けつけたいと思います。
大人になると少しずつ忘れてしまう感動がある。それがかけがえのない中高の6年間なのですね。
明日も、皆さまにとって素晴らしい一日となりますように。
ごきげんよう。