校長先生のお便り
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～ 心を空にする ～
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皆さん ごきげんよう
夏休みも残り少なくなりました
ゆっくり休めましたか？
赤城山に行きました
朝早い時間 静寂に包まれています
赤城山の麓の大沼湖畔
早朝 自然の音以外に何も聴こえません
目の前に黒檜山があり大沼が広がっています
その景色を前にして しばらく自分と対面します
風がなければ大沼はわずかな波の揺れしかありません
そのような中で自分を自然と同化させていきます
そうすると いつもは聞こえない自然の音が聴こえてきます
このような経験が大切です
心も湖面と同じように穏やかにそうすることによって
自分が何をすべきかが見えてきます
そのような時間が持てるといいですね
どこか旅に出なくてもいいのです
一日のうちのどこかでそのように
心静かに過ごす時間があるといいですね
夏休みの宿題も大変でしょう
部活動も忙しいかもしれない
でも その忙しさの中で少しだけ
自分の心を空っぽにする時間を見つけてください
そうすることで自分が今何をすべきかが見えてきます
忙しさの中にいると
その忙しさが充実感を伴ったような錯覚に陥ります
心を「から」にする
「から」にすることで創造が生まれます
「ひらめき」は突然やってくるのではありません
今までの自分の蓄積 『からだ』から発するのです
自分の『からだ』を見つめること
これは心を穏やかにしていないと見えません
しなければならないことに追い立てられていると心をなくします
「忙しい」は「心を亡くす」と書きます
心を解き放ってください
心を解き放つことで自分自身が
今すべきことが見えてきます
残り少ない夏休み
楽しんでください