ごきげんよう
4月30日、吹奏楽部とマンドリン部の定期演奏会が開かれました。
コロナ禍でさまざまな活動が制限されてきました。特に音楽、演劇などの舞台芸術は大
きな制約を受けてきました。音楽は人生の飾りではなく、なくてはならないものです。

音楽はライブが一番！！
両方の部の演奏を聴いて感じたことです。
聴いてくださる方と舞台上の生徒たちの一体感。
この空気感は本番でなければ味わえません。
演奏は一期一会。二度と同じ演奏はできません。
本番を迎えるまでに、生徒間で音楽観の違いや様々な意見のぶつかりもあったはずです。
本番の演奏は、それらの食い違いがいかに些細なことであったかを気づかせてくれます。
Deine Zauber binden wieder, Was die Mode streng geteilt ;
（喜びの魔法の力が引き裂かれたいろいろなものを再び一つに結びつける ）。
ベートーベンの「第9」の歌詞の一部です。
音楽には人々を一つにする魔法の力があります。
生徒たちだけでなく、私たち大人もいろいろな「しきたり・思い込み」にとらわれず、
新たな未来を「創造・想像」したいものです。
ごきげんよう

大妻中学高等学校
校長　梶取弘昌