校長先生のお便り
- 受験生
- 在校生・保護者
- 卒業生
〜 学校を変えよう 〜
皆さん ごきげんよう
2学期が始まりました。
どんな夏休みでしたか?
皆さんの思い出を大切にしてください。
始業式の動画でも話したことをここでもう1度お話します。
- 1.目標を立てよう
- 2学期の初めに自分の目標を立ててください。
ハードルは少し高めにして、少し頑張れば達成できる目標がいいです。
人と比べず、自分なりの目標を設定してください。
毎日の目標、一週間の目標、1ヶ月の目標を立て、
2学期が終わった時、自分の目標が達成できたか考えましょう。
- 2.「学び」を考える
- 皆さん、先生の言うことを素直に聴くことが「学び」だと思っていませんか?
教科書を丸暗記することが「学び」だと思っていませんか?
違います!!
どちらも大切なことですが、「言うことを聞く」とは「みみをすます」ことであり、
「言うことに従う」ことではありません。
「丸暗記」もそれで終わるのでなく、覚えたことが活用できなければ意味がありません。
「自ら考える学び」をしてください。
試験の成績を上げることが「学び」ではありません。
試験ができなかったら、なぜ出来なかったかを考えましょう。
考えてもわからなかったら先生に聞きましょう。
まずは自分で考えること
いろいろなことを疑い情報を鵜呑みにしないこと
学びは自分で掴み取るものです。
- 3.学校を変えていこう!!
- 1学期を終えて私もいろいろなことを考えました。
2学期に皆さんと一緒にやりたいことは「学校を変えていこう!!」です。
大妻には素晴らしいところがたくさんあります。
まず、何が素晴らしいかを挙げてみましょう。
それから、「なぜこのことをしているのか?しなければならないのか?」を考えましょう。
「ここを変えよう」と思った時、「なぜ変えなければいけないのか?」を考えましょう。
変えることにはメリットとデメリットがあります。
それを自分の頭でしっかり考えましょう。
- 4.大事なことは簡単に結論は出せない
- 日本でも世界でもいろいろなことが起こっています。その問題の善悪を簡単に結論を出したがる風潮が世界に蔓延っています。
いろいろなことは簡単に結論が出ません。簡単に「賛成・反対」を言うのはやめましょう。
自分の中でゆっくり考えてください。結論が大事なのではありません。
「考える」ことが大事なのです。
ベートーヴェンの第9にこのような歌詞があります。
Seid umschlungen, Millionen !
抱きあえ 百万の人々よ
Diesen Kuss der ganzen Welt !
このくちづけを すべての世界に
この言葉を皆さんも、私を含めた大人たちも、自分事として噛みしめる必要があります。
皆さんにとって、この2学期が充実したものとなりますように!!
ごきげんよう。
大妻中学高等学校
校長 梶取弘昌