校長先生のお便り
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- 在校生・保護者
- 卒業生
皆さんに質問です
ごきげんよう
大妻では今週から期末試験が始まります。
しっかりと準備して試験に臨んでください。
ここで皆さんに質問です。
試験って何ですか?
何で勉強するのですか?
試験で良い点を取るため?
先生と親に褒められるため?
このような答えを否定はしません。
でももう少し深く考えてみましょう。
「試験で良い点を取る」「先生と親に褒められる」
それで?
試験は今まで習ったことがどれだけ自分の中に定着しているかを測るものです。
先生が生徒を「評価」するためのものではありません。
試験を受ける皆さんが、自分自身を測るためにあるのです。
それと同時に先生達も測られているのです。
皆さんの出来が悪かったとき、「授業で何を伝え切れていなかったのだろう?」
試験は点数が問題ではありません。
自分がしてきたことを振り返り、これからどうしようかを考えるためのものです。
それを繰り返すことで皆さんが成長するのです。
成長? この言葉もよくありませんね。
いろいろな価値観が含まれているので何を成長と考えるかは人によって違いますし、皆さんの中で何かが変わればいいのです。
今までできないことができるようになったり、
何かを学んだことで知識が増えたり。そのことでまた新たに
何かを学んでみようという気持ちになったり……… 。
試験を楽しんでください。
大妻中学高等学校
校長 梶取弘昌
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