都内でも感染者数は少しづつ収まってきたものの、まだまだ油断ができない中、今年の中学1年生は恒例の書初め大会はできず、各自の力作を教室前に展示のみとなりました。例年は学年全員が体育館に集い、皆で同じ書に集中する時間、独特の墨の漂う空間を楽しむイベントであります。
一度延期はしたものの、やはり全員で書初めはリスクもあろうということで今年は見送らせてもらいました。
生徒たちがそれぞれ仕上げてきた作品が現在中学一年のフロア4階の各教室前に掲示されいています。
クラスによって書の課題の五文字が異なり

一組　　力強い前進
二組　　新春に誓う
三組　　信念を貫く
四組　　希望の門出
五組　　新年の決意
六組　　理想の実現
七組　　新たな目標

どのクラスを巡っても大人顔負けの素晴らしい、伸び伸びとした字、見る人を元気にしてくれるような力強い五文字に圧倒されます。
ああ、金紙や銀紙や紙でできた大きな花をどれもこれも飾りたい。。。そんな気持ちにさせてくれる努力の結晶です。
去年の今頃はまだ入試を終えてホット一息、小学生だったみんながこんなに素晴らしい字を表現できるようになるとは！！
「書は人なり」
それぞれが五文字に込めた本心のとおり、大きくのびやかに成長する一年になりますことを祈っています。

校長　成島由美