OTSUMA JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

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1月15日から 大妻中高 オンライン授業開始

「休校要請はしない」という政府のスタンスはありましたが、3学期開始早々、緊急事態宣言が発動され、続く2000台の都内感染者、神奈川での過去最高の感染数。
重傷者の数、ベッド占有率を見るに、この状況で登校授業を続けるリスクは高いと判断しました。

通常授業やTOEFL gtecなど語学のテストを3学期開始早々生徒は通学で行いましたが14日から荷物を持ち帰り、15日から2月7日までの在宅学習に備えることとしました。
今日も共通テスト自己採点に高3生が登校したり、他学年もこの先登校日や英検など、学校閉鎖期間も若干登校する機会はあるものの原則、自宅で特別オンライン時間割にそって学びます。

教員たちは1学期もオンライン授業を実施しましたが、そこでの生徒アンケートを総括し、
生徒に好評だった授業とは?
逆に不満が残った点は?
学習効果があがるオンライン授業は?
といった研修を教員全員で実施し、15からの配信に備えています。

今回1学期と異なるのは、全てオンラインにして絶対に来てはだめ!という形ではなく、支援が必要な生徒や、テストなどは、(もちろん保護者の承認をいただき)時差登校や分散登校などの工夫をして、行っているということです。
つまり、オンライン授業と、リアルな学習活動を、より合理的に組み合わせて安全な学びと個人にとって効果的な声掛け、対応をバランスよく使い分け実施し不安を最小にしながら学習効果に拘っている点だと思います。

<15から実施の大妻オンライン授業の特長>
・朝礼がある=クラス担任との顔が見えるコミュニケーション
・時間割が学年単位で1限から5、6限まで設定されている=生活ペースメイク
・一学期実施の生徒アンケを踏まえ、録画を必須にし、一定期間内容を保存し、生徒は好きなときに繰り返し見ることができる
・目が疲れたら一時離脱して、体を整えてオンラインに向き合うことが可能

これからの時代、どんなことが起こっても、どんな方法でも専門職として質の高い授業を生徒たちに届けることができる学校が理想だと思います。
大妻は着実にここを目指して動きだしていると思います。
また1700人を超える生徒たちとオンラインでつながる、このネットワークを支える情報科のフォローは欠かせないものになります。
生徒たちや機材のトラブルシューティング、教員の研修対応、ここが実は重いし、キーになります。
(政府のGIGA構想もハードだけの議論ではダメですべては人だと思います)
どんな災禍のときも、それを超えていける人を創る教育に拘っていきたいです。

校長 成島由美