OTSUMA JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

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校長先生のお便り

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「テスト」を手段に生きる力を身に着けるということ

ごきげんよう。
生徒の皆さんにとって久しぶりの学期末テストが始まります。
中学1年生にとっては初めてのテスト緊張したり、不安で気持ちがおかしくなってしまう、、という人も少なくないはずです。
学校の中間期末で出る問題を解けることが、これから70年、80年生きていくときにどれだけ役に立つのか??そもそも疑問に思ってしまう人もいるかもしれません。
私のように半分以上の人生を終えた立場から言えるのは、ここでの問題が解けてみたところであとでものすごく有利ということはなくはないけどそれがすべてではない、ということ。
大切なのは
・「テスト」という目の前の試練から逃げない精神力
・健康管理を行って数日間にわたってのテストやそのための勉強に挑むことができる
・ダメな結果が返されても自己反省し、「次こそは」という精神で努力できる
・なぜうまくいったのか、何で失敗したのか、を客観的に総括することができる、そして行動を発展させたり、変えることができる
学校は社会に出る前の準備をいかにさせてあげるか、そこで重宝され続けるための武器を渡してあげられる場だと思います。
「テスト」という手段を通じて、普遍の力、(逃げない精神力や客観視、自己コントロール向上心、負けず嫌い・・・)を育てることが重要だと思っています。
そうはいっても点数はとれないより取れたほうが進路の幅も広まっていきます。
今日も明日も続くテスト対策の勉強、もし疲れたり、なんのために、、と行き詰まったらリンク↓の先輩のお話を聞いてみてください。

【文系】https://tinyurl.com/yacgd4mj

【理系】https://tinyurl.com/y9z8bdzj

大妻でみんなより数年先に学んだ今春卒業した生徒たちが、どんな勉強をして、どうやって自己を律し、憧れの大学の門に辿り着いたか、元気がもらえます。
修羅場の数だけ人は強くなる
学校というのは「勉強を教える」場所でもありますが、何より「人間を育てる」場所です。
教師は、採点をすることを通じて、同じ条件で同じ時間で授業をし、範囲を知り、同じ時間がある中でどれだけの努力を個々人ができたのか、を見ています。
「コロナ」の災禍の中にあっても、赤シートをめくったり、必死で要点をまとめて学び、さらに健康管理にも気を使ったこの時期のことをみんな忘れないでしょうし、これを超えたら必ず自信にな りますよ。
健闘を祈っています。

校長 成島由美