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大妻メディカルゼミナール~現役医師による講演・薬学部出張講義~
9月29日(月)、大妻メディカルゼミナールでは、次の2つの企画をおこないました。
①現役医師による講演
本校卒業生で、耳鼻咽喉科医として活躍されている方をお招きし、「医師になるまでのプロセス」をテーマにお話をいただきました。参加した生徒との討議では、関心のある診療科をあげながら、現場の様子について教えていただきました。
◆生徒の感想(抜粋)
・何をうかがっても優しくアドバイスを答えてくださり、自分も患者さんに優しく接することができる医者になりたいと思いました。医者になるか薬剤師になるか迷っていることを言ったときに医者になる夢を諦めるのはもったいないとアドバイスを頂いたので、医者になろうと思いました。医学部に入るために高1のうちから論文対策や勉強を頑張ろうと改めて思いました。[高校1年]
・医師はやはりコミュニケーション能力が必要なのだと改めて感じました。また、受験勉強も大変なのだと思いました。[高校2年]
②東邦大学薬学部による出張講義
「新しいクスリはどのように創られるのか(創薬化学について)」をテーマに、東邦大学薬学部薬品製造学教室の氷川先生に出張講義をしていただきました。前半は、創薬化学について、実際に性質や構造を考えながら新薬の検討を体験しました。まだ学習していない有機化学の内容を分かりやすく、丁寧に中学生にも取り組めるように講義してくださいました。後半は、薬学部や大学の選び方、大学生活や将来の仕事について様々な角度から話をしてくださいました。薬剤師だけでなく、将来の進路について、その素質についてもアドバイスをいただきました。大妻の卒業生の話題もうかがい、身近な将来を見つめることが出来ました。
◆生徒の感想(抜粋)
・今回は創薬化学についての話を聞いたのですが全体的に内容が難しくてついていくのに必死でした。酵素を阻害する薬の構造がわかりました。特に興味深かったのは新しいクスリの構造を描いたことです。正解がない中で新たな構造を考えることはとても楽しかったです。でも薬をつくることはいろいろな条件がそろわないと完成しないこともわかり忍耐力がある仕事だなと思いました。[中学3年]
・創薬について詳しく知ることが出来て良かったです。創薬するときには、自分でアイデアを出して絵を描くのだと知り、難しそうだけど、とても楽しそうでした。また、理学部と薬学部の違いをもっと詳しく知れるよう、調べていきたいです。[高校1年]
※大妻メディカルゼミナール『OMS』は医療系進学をめざす中学3年生以上の生徒を対象にしたゼミ形式の講座です。今年度は、現役医師や看護師の方を招いた講演や討議、医学部医学科をはじめ医療系に進学した卒業生との懇話会、医学研究に関する講演会、面接や小論文に関する講座、医系英語の学習会、医療系課題研究などの企画を展開しています。今後の活動の様子も大妻中高webサイト「ごもくめし」にて掲載します。