OTSUMA JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

お知らせ

ごもくめし

ごもくめし
  • 受験生
  • 在校生・保護者

全国中高模擬国連大会(AJEMUN)参加

8月4日から5日にかけて、国立オリンピック記念青少年総合センターを会場に、第9回全国高校教育模擬国連大会(AJEMUN)が開催されました。

今年度は例年の高校生議場に加えて中学生議場も設けられ、本校からは高校生3ペア6名、中学生1ペア2名が大使として参加しました。また、高校3年生一名が大会実行委員として運営に携わったほか、模擬国連に興味のある中学生も大会の様子を見学しました。

今回の議題は、「AIと軍事」。急速な成長を続ける人工知能が軍事の場で用いられるとしたら、それはどういった結果をもたらすのか。また、予測される事態に対し、誰が主体となり、どのようなルールや規制を設けるべきなのか。全国から集まった大使たちとの熱い議論が続きました。

なお、本大会において、高校生1ペアが実行委員特別賞を受賞しました。今後のさらなる活躍に期待します。

この後も複数回の模擬国連大会が予定されています。様々な立場・経済状況の国の大使を経験することで、さらに国際社会への理解を深めていってくれることでしょう。以下に、実行委員特別賞を受賞した生徒の声を掲載いたします。

今年のAJEMUNの議題は「AIと軍事」でした。近年一気に普及した生成AIに加え、無人兵器である自立型致死兵器(LAWS)をどのように規制していくかについて、全国から集まった中高生と議論しました。

私たちはリビア大使を担当し、LAWSの全面禁止を訴えました。LAWSの定義とは何か、禁止する範囲はどこまでか、違反した場合の制裁はどこでどのように加えるのかなど、全国大会ならではの深い議論をすることができたと感じています。

今会議で多くの大使が主張していたのは、「AIは可能性を持った存在である」ということです。AIにはまだまだ発展の余地が多くあり、良い悪いを簡単に白黒つけることはできない。だからこそ、我々人間はアルゴリズムにすべてを委ねるのではなく、AIを責任を持って導かなければならないんだ、という意識は、これからを生きていく私たちが大切にしなければならないことであると強く感じます。

模擬国連は楽しいことだけではありません。今までの会議ではうまくいかないこともたくさんあり、やめようと悩んだこともありました。ですが、ペア、先生方、出会ったたくさんの友人に支えられて続けることができました。私は今回で模擬国連を引退しますが、その集大成となる会議で実行委員特別賞という賞をいただき、とても嬉しく思っています。

後輩のみんなが引っ張っていく、これからの大妻模擬国連をよろしくお願いします。

最後になりますが、会議に携わってくださったすべての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。