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GLOBAL研究会 第2回開催

7月12日(金)、GLOBAL研究会の第2回が開催されました。

高3生徒が企画し、中1から高3までの6学年12名が集まり、「男女平等の実現」についてディスカッションとプレゼンテーションを行いました。

4月に行われた第1回のテーマである「不平等」から、さらに男性と女性に関わる平等に的を絞った議論ということもあり、最初は苦戦している様子も見られましたが、後半になると、さまざまなデータを多角的な視点からとらえることで自分たちの意見を裏付けたり、課題を客観的な立場から考えようとしている姿も見られ、とても楽しく充実した会になったようでした。

<実行委員からのコメント>

生徒主体で国際課題について学びを深めて行くことを目的として始めたグローバル研究会。第2回目のテーマはSDGs ゴール5に関連して、「男女平等の実現」です。

耳にする機会が増えてきた男女の不平等の問題ですが、なぜこんなにも解決が困難なのか、解決に向けて私たちに何ができるのか、そもそも男女平等とは何か、などといった本質の部分についてはあまり触れられてこなかったように思います。特に女子校である大妻の生徒が、現時点では身近ではないが、将来悩むことになるかもしれないこの課題について考えることには大きな意味があると感じています。

イベントでは第1回と同様、最初に様々な分野における男女不平等の課題を整理するための表づくりを行いました。課題だけでなく、関連するデータや解決への取り組みの成功例なども調べてまとめることができました。また、その中からピックアップした課題をさらに詳しく調べ、解決した未来と解決しなかった未来についてを未来予想図にもまとめました。

次のセッションでは解決のメリットと男女平等とは何かについての2つのテーマをグループでディスカッションしました。男女不平等はいけないことだという概念を一度なくして、客観的に本質から考え直すことで、課題解決の重要性を見つめなおすきっかけとなりました。

最後のセッションでは、男女不平等の解決のために導入されているまたは導入が考えられている対策に焦点を当てて、グループプレゼンを行いました。これまでのセッションで考えてきたことのまとめとして、グループで協力しながら解決策導入の背景や効果を多角的な視点から発表することができました。

このような会に参加し、限られた時間の中で男女不平等の問題を自分事として捉えて深く考え、新しい発見を得ること自体が国際課題の解決の第一歩であると感じています。

今回学んだことを活かして、男女平等の社会の形成に向けて行動できる生徒が増えていってほしいと思います。