4月10日(水)、修学旅行2日目は朝から快晴。少しひんやりとした空気ときれいな青空の下でホテルを出発し、2つのルートに分かれて全クラスが同じ見学地を回りました。
　奈良公園には1200頭以上の鹿がいるとのことですが、奈良公園に住みついているわけではなく、朝に山から下りてきて夕方に山に戻るそうです。とても人に慣れていて、鹿せんべいを持っているとすぐに近付いてきます。生徒達は、何頭もの鹿に囲まれたり手を舐められたり鹿から逃げたりしながらも、短時間の中で鹿との触れ合いを楽しんでいました。
　東大寺では、現地のガイドさんの説明を聞きながら南大門、大仏殿、二月堂、三月堂を見学しました。ただ見るだけでも見応えのある場所ですが、知識豊富な専門のガイドさんによる説明が加わることで1つ1つの見方が変わり、ガイドありで見学できることの素晴らしさを感じてくれたことでしょう。また、興福寺と法隆寺では、バスガイドさんの説明を聞きながら数々の国宝を見て回り、写真撮影ができないかわりに1つ1つをしっかりと目に焼き付けていました。
　1日の行程の最後として、全クラスが薬師寺に集まって大谷徹奘さんの法話を聴きました。普段は中高生を相手に話すことはほとんどないそうですが、大妻の修学旅行でいつも話していただいているだけあって、中学生向けに真剣にかつ笑いも交えて様々な話をしてくださいました。徹奘さんのお話はとても深い内容でしたが、生徒達の今後の人生につながっていくものだったと思います。