OTSUMA JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

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医療系探究講座「救急の現場で働く女性たち」「医師への道のりとその先」「みんなに知って欲しい災害と災害看護」

通年講座である医療系探究講座を実施しました。今回のテーマは「救急の現場で働く女性たち」「医師への道のりとその先」「みんなに知って欲しい災害と災害看護」です。第一部は、はじめに、東邦大学医療センター大橋病院外科・救急科医師の片桐美和先生が、大学病院医師として働くこと、臨床・教育・研究・社会貢献、日本医科大学高度救命センター、とある日の担当患者、忙しかったとある日のスケジュール、災害(地震・水害・火災・事故・NBC災害)、DMAT(災害派遣医療チーム)について講義してくださいました。次に、日本医科大学付属病院高度救命救急センター看護師の高橋聡子先生が、なぜ災害看護専門看護師をめざしたか?、阪神淡路大震災で衝撃、救命ナースを目指す、DMAT発足、国際的な活動もしてみたい、熊本地震への派遣の概要、避難所アセスメント、救急外来勤務、看護師のキャリアデザイン、救急医療、災害看護に従事して思うことについて講義してくださいました。最後に、国立病院機構災害医療センター救命救急センター医師の小原佐衣子先生が、救急医療とは、わたしたちのやりがい、救急の現場で働く女性たち、女性の救急医、スペシャリティのなかのサブスペシャリティ、プレホスピタル、災害医療、学術活動・教育、コロナと救急医療、自分の未来・目標について講義してくださいました。第二部は、片桐先生、高橋先生、小原先生によるトークセッションを行いました。高校時代の活動、大学時代の活動、医療現場での女性の活躍などを話題に医師、看護師、女性という視点からお話して頂きました。第三部は、医療系探究ワークを行いました。「私にとっての救命救急医療」をテーマに、進路指導部長・探究科主任の森弘達先生がファシリテーターを務め、受講生4~5名のグループを12グループ編成して、グループごとに対話(ダイアローグ)と振り返り(リフレクション)を行いました。受講生から多くの質問や意見が出され、先生方と受講生との質の高い対話を行うことができました。受講した生徒からは「将来、医師にとして救急科で働きたいのでとても興味深い講座でした」「医師になってから災害医療について学びたいと思いました」「救命救急医療は決断力が求められ、知識と体力が必要な仕事であることがわかりました」「命に関わる仕事だからこそ得られる学びや達成感が大切であるとともにキャリアデザインを考えることが大切であると感じました」「年齢に関わらず、いつでもしたいことを目指せることや自分が知らない分野の仕事がたくさんあることを学んだ」などの声が寄せられました。