OTSUMA JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

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生徒会主催、卒業生送別会 令和2年度卒業生代表 旧生徒会長代表挨拶

本日は私たちのために、素敵な送別会を開いてくださりありがとうございました。

振り返ると私たちはある意味天気に恵まれていた学年でした。4月だというのにみぞれに近い雨と寒さに凍えた中学の入学式。土砂降りの雨のせいで中止になった飯盒炊爨の代わりにクラス対抗綱引き大会が開催された林間学校。曇天の空の下ラジオ体操を行ったオリエンテーションなど学校行事と悪天候は必ずセットの6年間でした。卒業式を迎える明日の天気も快晴とは言い難い予報になっています。ここまで太陽と仲の悪い学年というのは珍しいでしょうが、私たちらしいと思うので明日は心晴れやかに臨みたいと思います。

「長いようで短かった」という表現がありますが、私たちにとってこの6年はとても濃く充実した決して短くはない時間になりました。それはきっと、喜びも悲しみも共有できる友人や先生方の存在があったからだと思います。毎年様々な経験を積み重ね、一年ごとに成長を実感できたこの6年間で、今よりかなり幼かった入学前の私には想像もつかない姿になることができました。

高校生活最後のこの一年は、コロナの影響で学校生活にも大きな変化が求められる年でした。多くの行事は中止になり、当たり前だった日常が奪われる中で感じた喪失感や歯がゆさはとても大きかったです。

しかし、このような状況の中でも先生方の手厚いサポートのお陰で私たちは家でも学び続けることができました。また、球技大会やオンライン文化祭の実施により、限りある時間の中で大妻生活最後のたくさんの思い出を作ることができました。先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、後輩の皆さん。例年とは何もかもが異なる中で私たちのために様々な工夫を凝らした送別会を開いていただき、本当にありがとうございました。部活や委員会で厳しいことを言ってしまったこともあったでしょう。そんな私たちを見捨てずについてきてくれた皆さんのおかげで大きく成長することができました。

高校卒業を目前にした今、次に待つ出会いや未知の世界に踏み込む期待と不安で胸がいっぱいです。これから先も様々なことに挑戦し、成長していきたいと思います。

私たちの学年目標は「道を拓く」です。卒業後もこの言葉を忘れずに臆することなく先陣を切って新たな道を切り開いていく存在になれるよう努力を続けたいです。また、校訓である「恥を知れ」がより自分のものになるよう、大妻の卒業生としての自覚と誇りを持って日々精進していきたいと思います。

本日は本当にありがとうございました。

令和3年3月18日
卒業生代表 旧生徒会長