研修９日目。
　今日はロンドンに来て初めて観光を楽しみました。博物館や美術館等の選択肢から希望を取り、班行動をしました。生徒は名所の数々を目の前にして歓声をあげていました。
　午後は、修了式が行われました。主催者の大沼先生から修了証を手渡され、生徒は一人ひとり、研修で得られた成果を英語でスピーチしました。数々の講義やワークショップから物事を多面的に見る重要性を学んだ等と思い思いに語っていました。実体験に基づいたスピーチは説得力があり、引率をして良かったと思う瞬間でした。

　研修１０日目。
　フライトの前にウィンザー城に寄りました。最後の観光やショッピングを楽しみました。

　１０日間に渡る研修でしたが、各分野で第一線でご活躍の日英の研究者の講義を聴き、課題のAccessibilityについてワークショップに参加し問題意識を高めてグループ発表をする、という大変密度の濃い内容でした。すべて英語で行われ、初めは精神的にも追い込まれきつかったかもしれませんが、協働作業を通して励まし励まされ何とか発表までできたことは一生の財産になるでしょう。ベテランの研究者だけでなく、若い研究者にもお話を伺えたこと、また、在英の日本人留学生の方々からも進路決定の道筋について教えていただき、参加生徒は背中を強く押されたことと思います。大沼先生も修了式でおっしゃっていましたが、日英の参加生徒とのネットワークは、今後の人生でも重要な意味をもつことでしょう。自分の可能性を広い視野で考えるきっかけをいただいた研修でした。
　送り出してくださったご家族、大沼先生をはじめとする研修実施にご尽力いただいたすべての方々に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。