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先輩になるということ
皆さま、ごきげんよう。
おかげさまで、4月7日に始業式を、8日に入学式を、いずれも無事に終えることができました。新中学1年生は、「校舎探検」を含む2日間のガイダンスを終え、明日からいよいよ授業が始まります。
本日は、中学校の始業式で生徒たちに話したことの一部をご紹介いたします。
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ごきげんよう。
こうして皆さんと元気に新学期を迎えられることを、私はとても嬉しく思います。
今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
春は、様々なことが新しく始まる季節です。
クラスが変わり、学年も一つ上がって、少し緊張している人もいるでしょう。
「今年は頑張るぞ」と新たな気持ちを抱いている人もいることでしょう。
そして、この春には新しく中学1年生が入学してきます。
皆さんは先輩、中1は後輩ということになりますね。
先輩になるとは、どのようなことなのでしょうか。
立派にふるまうこと?
わからないことを教えてあげること?
時に、そっと注意してあげることもあるかもしれません。
私は、先輩になるというのは、「自分のふるまいが、知らないうちにまわりに影響を与えるようになる」ことではないかと思っています。
そこで今日は、皆さんに一つ考えてほしいことがあります。
それは、「学校の雰囲気は、誰がつくるのか」ということです。
私は、この大妻が、あたたかく、のびのびと安心して過ごせる学校であってほしいと願っています。
では、その雰囲気は誰がつくるのでしょうか。
先生でしょうか。もちろん先生たちも努力します。
けれど、それだけではありません。
学校の空気をつくるのは、ここにいる皆さん一人一人だと思うのです。
例えば、誰にでも明るく挨拶をすること。
相手が嫌な気持ちにならない言葉づかいをすること。
困っている人がいたら、さりげなく手を差しのべること。
毎日お世話になっている事務の方、用務の方への感謝の気持ちをもつこと。
そうした一つ一つが、学校の雰囲気を形づくっていくのです。
さらに私は、行事や部活動に真剣に取り組むことも、学校全体の空気をつくる大切な力だと思っています。
皆さんが勉強にしっかりと向き合う様子や、わからないところを質問している姿は、言葉にしなくても周囲に伝わります。
そして、学ぶことを大切にする校風につながっていくのです。
これから入学してくる中学1年生は、先輩である皆さんの背中を見ています。
「この学校では、こんなふうに挨拶をするのだな」
「人に親切にするのは良いことなのだな」
「私も、行事や部活動に一生懸命取り組もう」
「勉強にきちんと向き合う先輩は素敵だな」
そんなことを、皆さんの日々のあり方から学んでいきます。
つまり、皆さんが毎日何気なくしていることが、そのままこの学校の「文化」になっていくということです。
それは少し責任のあることでもあります。
けれど同時に、とても素敵なことでもあります。
皆さんには、学校を良い方向へ動かしていく力がある、ということだからです。
皆さんは、これから入学してくる中学1年生にとって、最初のお手本です。
どうか、自分たちのふるまいがこの学校の雰囲気をつくっていくのだという自覚をもってください。
そして、その積み重ねが、皆さん自身をも成長させていくのだということも、心に留めておいてください。
新しい一年の始まりです。
皆さんの明るい挨拶や、誰かに向けるやさしさが、この学校をもっともっと良い場所にしていくはずです。
そのような毎日を、皆さん自身の手でつくっていってください。
皆さんがどのような先輩になっていくのかを、私はとても楽しみにしています。
皆で、気持ちの良い学校をつくっていきましょう。
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明日も皆さまにとって素晴らしい一日となりますように。
ごきげんよう。
*お写真は、いつも正門を見守ってくださっている守衛の方のお姿です。
