OTSUMA JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

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校長先生のお便り

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中間考査が終わりました

皆さま、ごきげんよう。

1学期の中間考査が終わりました。中学校1年生にとっては、入学後初めての定期考査。試験勉強の計画の立て方など、先生方が丁寧に指導してくださったとはいえ、初めてのことにいつも以上に緊張した3日間を過ごしたことでしょう。

答案が返却される今は、期待とともに不安な気持ちもあるかもしれませんね。「あの問題の正解は何だろう?」「何点取れたかな?」と、点数が気になるのは当然のことです。

そもそも、試験は何のためにあるのでしょうか。

もちろん、受験のように合否を判定する試験もあります。しかし、私たちがこの学校で行う試験の本来の目的は、皆さんの学びの到達度を確認し、次のステップにつなげるための貴重な機会であると私は考えています。

試験は、今の自分が何を理解し、何が課題であるかを明確にするためのものです。例えば、バレーボールで新しいサーブを練習している時に、自分がどれくらい正確に打てるようになったかを確認するようなもの。高得点を目指すことはもちろん重要ですが、それ以上に「今の自分が前と比べてどれだけ上達したか」「次にどんな練習をすればよいか」という視点を持つことが大切です。

人と比べると、それがプレッシャーになったり、劣等感につながったりすることもあります。他の人の成績は、その人が努力を重ねた結果であり、皆さんの成長とは直接関係ありません。大切なのは、自分自身のペースで、自身の知識や理解度を着実に深めていくことだと私は思います。

もし今回の試験で悔しい気持ちを抱いたら、その気持ちこそが、皆さんのさらなる成長の原動力になります。克服すべき自分の課題を見つけてください。「失敗と書いて“せいちょう”(成長)と読む」という言葉がありますが、まさにその通り。今回の結果が、次のステップにつながることを願っています。

さあ、前を向いて、元気に進んでいきましょう。皆さんのこれからの成長を、心から応援しています。

明日も皆さまにとって素晴らしい一日となりますように。

ごきげんよう。

大妻中学高等学校
校長 赤塚 宏子