6月5日の土曜午後、今年も残念ながらオンラインでのオープンスクールを実施することになりました。
緊急事態宣言下でなかなか本来の学校の様子を披露できずにおりますが、オンラインによって予約制にしたことで約１０００のお客様をお迎えすることも可能です。
今日は広報や情報科の先生が情報準備室を「本部」として構え、「リンク先に入れない」「運動会がずれてしまい、遅刻で参加したい」「招待してもらえない」等、さまざまなこの様式ならではのトラブル対応をしながらも、多くの部活や教科の様子の配信が順調に進んでいます。
オンラインを通じて自己表現したり、組織や団体の説明をするという作業や、つながる際に何かあった場合でも冷静に対応する力というのは大学、社会人になっても一層強く求められる力だと思います。
行事を通じ、新たな様式での新たなスキルを生徒たちが体得し、自分のものにしていっている様子、逞しく生きる姿が頼もしい！
今回は、招待される側というのはカメラオフで参加でいいのですが、カメラがオンになっているご家庭もあり、親子で熱心に画面を覗いている様子や、まだ小学生の幼い子が大きな椅子に座ってうなずいている姿など、期せずして見せていただきました。なんとも微笑ましい。
このオンラインオープンスクールでの出会いが小学生の皆さんと大妻とのよき縁に結びつくことを願っています。
そして、オンラインでの大仕事をやりきった生徒たちには、次に秋のオンライン文化祭が待っています。感染対策を講じれば文化祭自体は実行したいと思っています。昨年同様制約は多いなかでも、いかに披露、表現して自分たちを伝えきるか、他校にないどんな工夫を考え出すのか、いまから楽しみにしています。

校長　成島由美