OTSUMA JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

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校長先生のお便り

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受験生の皆さんへ

 緊急事態宣言が首都圏に発令される中、埼玉、千葉の入試が既に始まり、そしていよいよ東京、本番が3日後に迫ってまいりました。
受験生の皆さん、コロナ禍の厳しい中、よくここまで頑張り続けられましたね。
小学校での教育活動や最後の行事、沢山の我慢や困難を経験した1年だったと思います。
さぞ不安ない日々、満足に塾に通えず、相談したい、質問したいときになかなか環境が整わず、それでも諦めず試練に挑む選択をした皆さん、そしてご家庭に心から敬意を表したいと思います。

 いま大妻中学校では1日から始まる4回の一般入試に備えて、最後の調整や確認作業を行っているところです。
エントランス前にはソーシャルディスタンスの表示テープが並んでいます。
教室あたりの受験生も例年より大幅に数を減らします。
学校の入口ではサーモメーターによる受付前検温や手指消毒液の設置、等。
万全な感染防止対策を整えています。
どうか、受験当日は安心して受験してください。

 3学期の始業式に高校3年生の生徒には話したのですが、国中が、世界中がコロナ禍の中で初めて「中学」受験する極めて稀有な経験は皆さんたちだけです。
これを乗り越えたという自信は一生の宝物になると思います。
不安もいっぱいでしょう、非常事態にも関わらず、逃げずにコツコツ試験に挑む皆さんは成績や点数、それに伴う合否の結果以上にその努力の過程においてとても大きく成長しているし、人生の糧を掴んでいると思います。
修羅場の数だけ人は強くなれるものです。

 自分たちがこんな世の中になっても目標を諦めず、12歳の試練に挑戦しようとしていることに誇りをもって、これまでの努力の成果を存分に出し切れるよう、健やかに当日をお迎えください。
1日、2日、3日、5日お目にかかれますことを楽しみにしております。

校長 成島由美