大妻中学高等学校

ごもくめし

Gomoku Meshi

ごもくめし
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中1英語GS 模擬国連実施

「何か動議のある大使はいますか?」
「モーション!」

議長の問いかけに、プラカードが一斉に上がりました。

中学1年生の英語グローバル・スタディーズ(GS)では、毎年恒例となっている模擬国連を実施しました。議題は、SDGs弁当。 宗教上の制約や各国の特産品など様々なことを考慮しながら、世界の誰もが幸せに食べられるお弁当の考案に向け、自国の国益と国際益の両方を守る議論に臨みました。

この一年間、GSの授業ではコミュニケーションワークショップのBARNGA、海外の習慣や文化を紹介するPenpal Projectなどを通じ、異文化への理解を深めてきました。いわばこの一年の集大成となる今回の模擬国連が、将来世界に羽ばたく上での大きな一歩になったことを願っています。

以下に、生徒のコメントを掲載いたします。

今回の模擬国連を通して、国際問題を単なる知識として理解するのではなく、各国の立場から多角的に考えることの重要性を実感した。これまで私は、ニュースや資料から問題の概要を把握することはあっても、「なぜその国がその主張をするのか」という背景まで深く考える機会は多くなかった。しかし、実際に一国の代表として議論に参加すると、地理的条件、経済状況、歴史的経緯、外交関係などが複雑に絡み合い、単純な正解が存在しないことを理解した。
特に印象に残ったのは、理想と現実のバランスである。国際社会では、倫理的に望ましい解決策であっても、各国の利益や国内事情によってすぐには実行できない場合がある。そのため、議論では相手の主張を否定するのではなく、互いに受け入れ可能な妥協点を探る姿勢が求められることを学んだ。これは、実際の国際連合の外交でも重要な考え方であると感じた。
また、発言内容だけでなく、伝え方の重要性も実感した。同じ意見であっても、論理構成や根拠の示し方によって説得力が大きく変わる。事前のリサーチ不足や整理不足が議論の質に直結することも分かり、準備の重要性を改めて認識した。
さらに、今回の経験から、自分の視野の狭さにも気づかされた。特定の立場から物事を見るだけでは、問題の本質に近づくことはできない。異なる価値観や状況を理解しようとする姿勢こそが、国際問題を考える上で不可欠であると学んだ。
今後は、単に知識を増やすだけでなく、背景や利害関係まで意識しながら情報を整理し、自分の考えを論理的に表現できる力を伸ばしていきたい。また、今回得た経験を今後の学習や議論の場に活かし、より実践的な思考力を身につけていきたい。