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模擬国連開催「国連海洋会議」
12月26日、27日に模擬国連会議を開催し、39校から約400名の生徒が参加しました。
会議に際して、中3から高2までの生徒がプロジェクトチームを結成し、40ページを超える議題解説書を作成しました。
開会式では内閣府海洋政策担当の参事官、笹川平和財団理事長、東京大学教授というお三方から会議に向けてメッセージをいただきました。さらに、閉会式では、実際に国連海洋会議に参加する外務省の担当者より、2日間の会議の様子や採択された決議案を見ていただき、レビューをしていただきました。
最前線で海洋政策に携わる皆様にご関心、そしてご講演をいただき、昨年度に引き続き今年度も大きなプロジェクトとなりました。
2025年のパリでの国連海洋会議の開催に向けて、海に対する生徒の関心も深まったように思います。
今後の大妻の模擬国連にもぜひご注目ください。
<プロジェクトメンバーの声>
今回は、「持続可能な海」を議題として、2025年に開催予定の第3回国連海洋会議に先駆けて行うという設定で会議を開催しました。
「持続可能な海」というゴールを達成するには、限られた時間の中で、海に関する広範囲にわたる問題解決に向けて話し合う必要があるうえ、開発と隣り合わせの議題で、経済発展のレベルの差を超えて、合意を目指すという難しさがあります。
そんな中で、会議当日、参加された各国の大使の皆さんが、順序立てて多岐にわたる海の問題を議論し、また開発の規制や支援についても、全ての国が合意できるものを目指し、詳細に方法が話し合われていて、充実した会議になったと感じました。
また、毎年冬に開催している冬会議は、「学びのための模擬国連」ということを意識して開催しています。
「学びのための模擬国連」というのは、模擬国連のためだけに議題を学ぶのではなく、国際問題の理解と学びの一つのきっかけとして、模擬国連を活用するということです。
私は、模擬国連に参加する中で、どうやったら上手くリードできるのか、活躍できるのかなどたくさん考えますが、それだけでなく、模擬国連で得られる学びや得た学びを活用するというところももっと大切にしたいと改めて実感することができた会議でした。
冬会議の開催に関わってくれたすべての人に感謝申し上げると共に、会議に参加してくださった方々にとって、国際問題に関する学びを深められる機会になってくれていれば幸いです。