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生徒が作るGLOBAL研究会 第1回開催

 2024年4月2日(火)、第1回GLOBAL研究会が行われました。

この企画は新高3生徒の企画書によって実現しました。
当日は新中2から新高3までの約25名が集まり、クラスや学年の垣根を越えて「不平等」をテーマに国際問題についてディスカッションとプレゼンテーションを行いました。

生徒たちは、難しいトピックではありましたが、話したことのない他クラス・他学年の仲間とのディスカッションを楽しんでいる様子でした。
また、最後のプレゼンも50分という短い時間で仕上げたとは思えないクオリティで完成し、生徒たちが自主的に国際課題について考える有意義な時間になったようでした。

〈実行委員からのコメント〉

生徒が主体となってグローバルな課題を考えていきたい、そのような教育活動を生徒の手で作っていきたいと思い、第1回GLOBAL研究会の企画を始めました。

今回のテーマは、SDGsゴール10に関連して「不平等をなくそう」です。

不平等は、ほぼ全ての国際課題の根源であると考えています。
不平等という社会的な不和によって、経済的な成長が妨げられる他にも、戦争や暴動、環境破壊などが引き起こされ、さらに不平等を受ける人がどんどん増えています。

世界が国際化、多様化していく中で、不平等の早急な解消は必要不可欠であり、とても重要な基礎となる部分であるため、第1回のテーマに選びました。

イベントではまず「不平等マトリックス」という様々な分野における不平等について考え、整理するための表を作成しました。
全体で約140の不平等に関する課題を掘り起こし、私たちの意識を形に表すことができました。

次のセッションでは、グループリサーチとスライド発表をしました。
海外での例をあげたり、日本と比較したりしながら問題を分析し、中2から高3までグループ内で協力して分かりやすい発表を作り上げていました。

不平等の解決のためには、政策や国際的な取り組みが重要ですが、何よりも中高生である私たちが自分からこのようなイベントに参加し、世の中に残る様々な課題に関して、新しい発見をしたり、深く考えること自体が、それらの国際課題を解決する上での大きな第一歩であるように思います。

この会への参加がきっかけとなって、もっと国際課題について興味を持ち、世界を変えていこうと自分の意見、意志をもって行動できる生徒が増えていってほしいと思います。