昨日は授業の後、コッツウォルズの村々を訪ねました。今回訪れたサイレンセスターは、その歴史をローマ時代にまで遡ることができる古い町で、交易で栄えたこともあり、博物館では、裕福な貴族や商人の家のモザイクや、様々な種類のコインを見ることができました。ローマ人は、このような帝国辺境の地にも劇場や公衆浴場を作っており、文明化を押し進めようとするそのパワーに圧倒されました。次に訪れたボートン·オン·ザ·ウォーターは、ライムストーンでできた蜂蜜色の家々が連なる可愛らしい村で、生徒たちはアイスクリームやスコーンを食べながら、思い思いの時を過ごしました。
　今日は午前の授業の後、トレーナーの指導の下、ピラティスに取り組みました。その後、日英の文化を教え合うということで、イギリスのテーブルマナーと、日本のお箸の使い方を互いに説明し合いました。学校で午後に行うこのようなアクティビティは、英語の授業だけでなく、チェルトナムレディスカレッジの教育の様々な側面を、生徒たちが体験できるように、計画されているものです。勉学はもちろんですが、美術や家庭科やスポーツ、そしてマナーも、若いうちに多くを身につけることで、全人格的にバランスのとれた女性の育成を目指しているのです。もちろんその中には、人に対する思いやりやホスピタリティーといった精神も含まれており、今回私たちのお世話をしてくださっているチェルトナムの卒業生にも、それらの美しい資質を感じとることができました。
明日は、いよいよ最後の授業、そして卒業式を迎えます。