10日目の今日、午前中の授業の合間に、Head of Lower Collegeのシャーロット先生がお話をしに来てくださいました。ここチェルトナムレディスカレッジは、女子が十分な教育を受けられなかった時代に、先人が道を切り開き、女性参政権と共に、女性が人間として自由に生きる力を育てるために創設された学校であること。初期には、女性が学ぶ学問は、家庭科や、音楽などの芸術が主だったが、現在は、望めばどのような学問でも学ぶことができるということ。ここで学ぶ英語を手段として、世界に大妻生の可能性を広げてほしいと、熱く激励してくださいました。
　午後のアクティビティは、イギリスの伝統的な焼き菓子作りです。クラシックビクトリアサンドイッチ、チョコチップクッキー、レモンドリズルケーキ、ブルーベリーマフィンの４種類を、英文のレシピを読み解きながら完成させ、皆で美味しくいただきました。
　夕食後は待ちに待ったタレントショーでした。お世話をしてくださるイギリス人スタッフの皆さんに、大妻の生徒たちがタレント（才能？）を発表する、隠し芸大会のようなものです。「無理」とか「才能なんてない」と謙遜していた生徒たちでしたが、蓋を開けてみればびっくり。応援団を皮切りに、風呂敷の使い方や折り紙や切り絵、ブレイクダンスや体操、卓球のラリーや、けん玉や競技カルタや手遊び、ドビュッシーのピアノ曲や歌、果てはジュースの早飲みまで、バラエティに富んだ内容の、楽しい会になりました。笑いは世界共通ですね。笑いあっているうちに心がほぐれ、この人に説明したい、この人の感想を聞きたいという、コミュニケーションの本質に気がつけたように思います。
　明日は授業の後、コッツウォルズの美しい村々を訪ねる予定です。