OTSUMA JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

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英国セミナー(8)

 今日は、私たちの毎日の食生活について、ご紹介しましょう。基本的には三食全てを、ハウスの食堂でいただいています。ビュッフェ方式で、メイン(一般向け、ベジタリアン向けに分かれています)、サイドディッシュ(温かいお野菜)、チーズやハムや様々な種類のサラダ、果物やヨーグルト、そしてデザート。エリザベスハウスのような寄宿舎は付近に点在していますが、メニューは全て共通とのこと。イギリス風、メキシコ風、インド風、中華風とバリエーションも豊富で、大変美味しく量もたっぷりです。これに加えて、林檎、蜜柑、洋梨、バナナ、アボカドなどがいくつも籠に盛られており、自由に取って良いことになっています。皆、授業の合間の休み時間におやつとして食べられるよう、バッグに入れて登校しています。
 遠足などで遠出する時には、パックトランチ(お弁当)が用意されます。チーズとハムのサンドイッチ、果物、スナック、チョコレートバーなどが飲み物と共に配られるのです。本日のバースへの1日遠足にも、パックトランチがお供をしました。
 バースはチェルトナムからバスで1時間半ほど、エイヴォン川のほとりに広がる美しい街です。紀元前に温泉を発見したローマ人によって開かれ、18世紀には温泉の効用が認められたことから、上流階級の保養所や、湯治の地として有名になりました。私たちは、世界遺産にもなっている古代のローマ浴場跡を見学し、その後、18世紀ジョージアン様式の貴族の邸宅で、半月状の曲線を描くテラスハウスなどを見学しました。特にローマ浴場では、ウォーキートーキーの説明を聞きながら回ることができ、堅牢なローマ風建築や、緻密な浴場設計などに感嘆しました。温泉は、身体を休め社交する場であると同時に、水の神を祀る聖所でもあったこと、ローマ人が自分の願いや復讐の成就を祈る文言を記した金属片を温泉に投げ入れていたことなど、興味深い見学ができました。
 1日かけての遠出は体力を使いますが、帰宅後生徒たちはすぐにリフレクションの記録に取りかかっていました。皆のファイルにはどのような感想が書かれたことでしょうか。