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模擬国連春会議に参加しました

3月28日、29日の2日間、渋谷教育学園幕張中学校・高等学校にて模擬国連春会議が開催され、本校からは7ペアが参加しました。

今会議は「魔法会議」と呼ばれる、魔法の使用と規制について話し合うフィクション会議でした。

他の会議とは一味違う非現実のことについての話し合いに苦戦しながらも、グループの中心になって話し合いを導いていた生徒もおり、感心しました。

フィクションとはいえ、実際に存在する世界の諸問題とも結びつけて考えることができる議題で、見ているだけでも非常に考えさせられる時間でした。

<参加した生徒のコメント>
今回の会議の議題は、昨年度同様、「魔法の軍事利用について」でした。もしも、核兵器よりも強い威力をもつ魔法と、それを同等威力で跳ね返すことのできる魔法の2つが実世界に存在したら…ということについて2日間、熱い議論を交わすことが出来ました。

私は、トルコ大使として、2つの魔法ともに、厳しい規制をかけ、そのうえで前者は全面禁止、後者には有効利用を求めました。リサーチ開始前は、議題がフィクションであるため、現実世界との関係があまりないように感じていましたが、徐々に、この議題は現実の核開発や戦争といった問題と切り離して考えることの出来ないものであるということを認識しました。

会議当日に会議運営の方からこのような忠告を受けました。

「魔法は存在してしまっているから、完全になくすことは出来ません。」

とても残念なことですが、私はそのことが、戦争や、核兵器にも当てはまるものだということに気付かされました。

人間が作り出し、それらを自らの力でなくすことができないからこそ、世界がどのような方向を向き、どのような行動をしていくべきかということを共有できた会議でした。