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国際交流の目的

国際交流の目的−大妻生が世界に発信

大妻中学高等学校の国際化――大妻生が世界に発信 ワーク&ミッションにより
 
 大妻コタカの校訓「恥を知れ」は己を知り、その足らない能力・資質を認め、他者にそれを求め、互いに相補しあい共生していく「関係的自立」の道を探ることである。

 コタカのいう「「良き母」、「良き職業人」であれ」とは、社会の最小単位である家庭の核となることを示し,母性を強靭にすると同時に己の能力を発揮し世界に貢献することの2つを、女性のミッション(使命)として強く求めている。

 この2つを成し遂げられるのは、強靭な意志力と周囲への感謝のこころを持つ女性のみである。その使命感を基礎として、女性はより社会を元気に、より人生を豊かにし、世界へと己を発信することができる。この信念を生涯保持するのが大妻の“学び”である。

 真の国際人とは、「個」を強く持ち、異なった価値観や文化を承認し受入れ、それとのコミュ二ケーションを通じて、己を発信し、自分を生かし、他を生かし共生できる人をさす。
己を知るということは、自分の特性を発揚するのと同時に、自分に不足しているものを自覚することでもある。自分には無いものを保持している他を認めそれを活用し、共にユニバーサルスタンダードに立ち世界平和と地球の存続を目指すことに献身できる人こそ「真の国際人」である。

 その基本は、世界の中での日本を知り、自らを知ることであろう。大妻コタカは、謙虚に自分を内省し、周囲の人々の愛と支援により生かされていることを知ってほしいと、「恥を知れ」と、また良き家庭人、良き職業人であれ、とも述べている。従って、コタカがこの21世紀におられたら、「命の存続」と世界奉仕の重要性を説かれたものと思う。女性として“いのち”を育成し、かつ世界に貢献することには、相当な信念の徹底がなければこの2つを繋ぎとめられない。従って、それをやり抜くミッションの堅持とその実践は、「個」を強く保持することへとつながる。

 世界規模の情報の流出による、現在のような急速な国際化の流れのなかにあっては、日本人としての「個」は大きな部分を占めざるをえない。そこで自分を知ることのなかに、日本を知ることが重要な要素となってきている。大妻中学高等学校はさまざまな場面で生徒たちにその重要性を説き、その「経験値」を高める努力をしている。そして将来グローバル社会で活躍できる素地を育成すべく、外国文化及びその人々との交流の機会をとらえ、さまざまな方策で生徒たちに提供している。そうしたことは、私学でこそ実践できる最大の利点ともいえよう。すなわち、国際交流の機会を敏速にとらえそれを実現化する機動力と資金力、施設と人的配置の配慮は私学ならではのことである。

 グローバル人材の育成の基本、日本を知ることに関して、大妻中学高等学校は書道や茶道、ひな祭りイベント、能や狂言の鑑賞等により、日本の伝統を実践したり体験したりしつつ、その理解を深めている。また、国語や社会、英語の授業を通じて歴史や文化を知り、その継承や問題点を把握している。そして、先に述べたようにさまざまなチャンスをとらえた国際交流の場を敏速に実現し、世界を視野に行動できる生徒の育成に努めている。

前学校長 井上美沙子

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