以下に最優秀賞を受賞したクラスの生徒の作文を掲載いたします。
待機席で次にくる順番を待っている時、私はついさっきホールの外で皆と笑いながら「このクラスらしく歌えればそれでいい」と言っていたのが嘘のように、余裕がなくなり、緊張して、心臓が早鐘のようになっていました。焦って失敗してしまっては大変だと、必死で自分を落ち着かせました。
自分たちの番が来て舞台の上に立った時、正直足が震えました。二度もこの舞台に立ったことがあるのに、そのことを全て体と心が忘れてしまっているようでした。でも、自分の周りには40人もの仲間がいるのだと思うと不思議に心が落ち着きました。
歌が始まり、指揮者の腕を目で追い始めた時、観客の視線は意識の外に追い出され、今まで練習を幾度となくした教室が目に浮かびました。そして、今日までの練習で、こうしよう、ああしようと話し合った事を次々と思い出しました。
歌の最中、たぶん私は、いやクラスのみんながとても楽しそうな顔をしていたと思います。だって、舞台から下りて皆が一言めに言った言葉は「楽しかった」でしたから。
合唱コンが終わってしばらくたった今でも、歌っていた時の気持ちの高揚や、皆とならなんでもできるんじゃないかと思えた、あの感覚は忘れられません。もう、このメンバーで歌ったりすることは出来ないけれど、この思い出はこれから先、ずっと忘れずにいたいです。
最後に一言。「クラスの皆さん、ありがとうございました。」