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3月19日(日)に大妻中学・高校卒業式がおこなわれました。
中学生の答辞から大妻中学の様子がわかると思います |
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答辞(全文)
冬の寒さも和らぎ、空が春の陽射しに満ち溢れてくる季節になりました。
ただ今は、校長先生をはじめ、ご来賓の皆様方、在校生の方からの温かいご祝辞と励ましのお言葉を頂きましたこと、心より御礼申し上げます。
時の流れは本当に速いもので、この大妻中学校での3年間はあっという間に過ぎてしまいました。憧れのセーラー服に身を包み、大きな期待と不安を抱いて入学式に参列した日のことが、まるで昨日のことのように思い出されます。
入学当初は慣れないことばかりで、毎日がめまぐるしく過ぎていきました。「ごきげんよう」の挨拶にもようやく慣れた頃行われたクラブ紹介。先輩方の演技や発表に部活動への期待で胸が一杯になりました。そしてどの部活に入ろうかとても悩みました。初めての体育祭では大きな体育館に圧倒されました。そして応援団の一糸乱れぬ迫力のある応援に、大妻に今尚息づく伝統をまざまざと感じて、入学した喜びを新たにしました。
夏休みには長野県白樺湖へ林間学校に行きました。大自然の中で一緒に過ごすうちに、友達になったばかりのみんなとすっかり打ち解けることができました。
3学期には、待ちわびていた新校舎での生活が始まりました。光の降り注ぐ3階から9階までの立派な吹き抜け、木がふんだんに使われたぬくもりの感じられる内装、多くの設備を備えた新校舎。初めて足を踏み入れたとき、このような環境の中で学べることを幸せに感じました。
2年生になると、クラス替えが行われ、新しい友達、新しい先生との生活が始まりました。九十九里浜で体験した地引網。網には沢山の魚がかかり、エイまでいたのには驚きました。これは、他ではできないとても貴重な経験になりました。後半になると、部活動や委員会での引き継ぎが行われ、それまで先輩方の後について行くだけだった私達が、今度は中心となり、後輩を引っ張っていく立場になりました。部長や生徒会役員となった友達の姿を見て、自分も頑張らなくては、と思いました。
そして3年生。京都・奈良への修学旅行。満開の桜が本当に見事でした。千年以上も前に建てられた法隆寺などの数々の木造建築。また、その数の多さと表情の豊かさに圧倒されたれた三十三間堂の仏像など当時の匠達の技術の高さに息を呑みました。そして何より今でも昔と変わらず保存されているその姿に深く心打たれました。このような古き良き日本の風景を目の当たりにして、日本の歴史の重みを改めて感じました。
文化祭では初めて自分達でテーマを考え、調査して発表しました。皆で一緒に試行錯誤して作り上げ、大きな達成感を得ることができました。
球技大会では、3つの競技に分かれて、それぞれ熱い戦いを繰り広げました。鎌倉での校外学習では、京都や奈良の華やかな貴族の文化とは趣の違った、武士の質素な文化を感じることができました。
そして中学最後の行事、合唱コンクール。どのクラスも毎日朝、昼、放課後と長い間練習を重ねました。声の強弱や、各パートのバランス、どうしたらより歌詞が聞く人に伝わるかなど、様々な工夫を考えました。クラス全員がまとまるのは簡単なことではありません。みんなの気持ちがそろわず、指揮者や伴奏者など、中心となって頑張ってくれていた人を辛い気持ちにさせてしまったこともありました。
しかしそれを乗り越えて、クラスの団結力は一層強くなっていきました。本番では練習の成果を発揮し、素晴らしい歌声が講堂に響きました。それぞれクラスごとに個性があり、特に課題曲では、同じ曲でもここまで変わるのかと、とても驚きました。結果はどうであれ、皆で苦労して練習し、聞く人の感動を呼ぶ曲に作り上げたことは、忘れられない思い出になったことでしょう。
また、3年間を通してやってきた部活動も、かけがえのない思い出です。技術だけではなく、上下関係や礼儀など、多くのことを学びました。熱心に指導して下さった先生方、わかりやすくアドバイスをして下さった先輩方、ついてきてくれた後輩のみなさん、試合の応援や差し入れをして下さった保護者の方々。本当にありがとうございました。私達が素晴らしい時を過ごすことができたのは、たくさんの方が支えて下さったおかげです。そして何よりも、一緒に頑張ってきた仲間達。私がこの3年間で学んだ最も大きなものは、「友達の大切さ」です。辛いことがあって、辞めたいと思ったこともありました。それでも続けることができたのは、皆と最後まで頑張りたいと思えたからです。そして、いかに友達の存在が自分にとって大きなものかを知りました。一緒に泣いたり笑ったり、時には衝突したこともありました。いろいろなことを乗り越えて、お互いに成長しあうことができました。この仲間達と出会い、忘れられない思い出を共に作ることができたことは、私にとって、何よりの収穫だったと今心から感じています。みんなありがとう。
私達は今日、無事に卒業の日を迎えることができました。しかし世界に目を向けてみると、教育を受けられない子供達や、食べる物さえない子供達が数知れないほどいます。こうして卒業できることは決して当たり前のことではなく、世界には苦しんでいる子供達もいるということは忘れてはならないことです。現在、世界では紛争やテロなど、惨事が絶えません。そのようなニュースを見る度にとても心が痛みます。そして年々深刻化する環境問題。それらの問題はあまりに規模が大きくて、解決のために今の私達にできることはほとんどないように思えます。しかしそこで見て見ぬ振りをしては、何も始まりません。何事も、できないことを何もしないままにするのではなく、その中で何かできるかことはないかを考えることが大切だと思います。マザー・テレサの言葉にも「愛の反対は憎しみではない。見て見ぬ振りをすることだ」という言葉があります。この言葉のように、私達一人ひとりが世界の苛酷な現実を知り、自分には何ができるのか考えることは解決への一歩になるのではないでしょうか。一人が考えただけでは何も変わりません。しかしもし世界中の人がそのことを考え、また実行に移したとしたら、きっと世界は変わっていくはずです。
私達は4月から高校生になります。義務教育だった今までとは違い、高校からは自分の意志で学ぶことになります。そのことをよく心に留め、授業に臨んでいこうと思います。また、高校でははっきりとした将来の目標を決めなければなりません。今自分がどんな職業に就きたいのか明確な夢がある人はあまりいないのではないでしょうか。自分のやりたいことを見つける為には、自分から進んで沢山のことを学んでいくことが必要だと思います。私達は中学校で多くのことを学びました。高校ではそれ以上に沢山のことを学び、また新たな人との出会いもあるでしょう。そして、壁にぶつかることもあるはずです。しかし、「為せば成る」という言葉があるように、人は努力をすれば、それだけの結果を出すことができると思います。そのようにいろいろな経験を積み重ねて、人間として成長できるよう、日々努力していこうと思います。
3年間、時に厳しく、時に優しく私達をご指導下さった先生方、事務の皆さん、用務・警備の方々。先生方をはじめみなさんの支えや励ましのおかげで、私達は充実した、楽しい中学校生活を送ることができました。本当にありがとうございました。そして、いつも私達を温かく見守り、助けてくれた家族。感謝の気持ちで一杯です。
在校生のみなさん、これからの大妻中学校を担っていくのはあなたたちです。これまで受け継がれてきた伝統を大切にして、より良い大妻中学校を築いていって下さい。そして、一生に一度の中学校生活を、悔いのないよう、楽しく過ごして下さい。
最後になりましたが、大妻中学校の更なるご発展をお祈り申し上げ、答辞とさせて頂きます。

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| 平成18年3月19日 平成17年度卒業生総代 |
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