大妻中学高等学校
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 『平成16年度  大妻中学卒業生答辞』
3月19日(土)に大妻中学・高校卒業式がおこなわれました。
中学生の答辞から大妻中学の様子がわかると思います
答辞(全文)

  歩き慣れた道に咲く小さな花々や芽吹いてきた若葉が目にとまり、ようやく春の訪れが感じられるようになりました。
ただ今は校長先生をはじめ、ご来賓の皆様方、在校生の方からの温かいご祝辞と励ましのお言葉を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。

  時の流れは本当に速いもので、この大妻で中学生として過ごした3年間は夢のように過ぎていきました。憧れのセーラー服を着て期待と不安を胸にいだいて出席した入学式当日が昨日のことのように思えます。
  入学当初、不安で一杯だった私達。毎日上級生の先輩方を見て、少しずつ学校生活に馴染んでいきました。友達ができて、不安もなくなったころに行われたクラブ紹介。小学校のクラブ活動とは格が違う、中学の部活の迫力に圧倒されました。中学初めての旅行であった林間学校。東京では見られない美しい緑豊かな自然の中での野外炊飯。クラスごとに演技を発表しあったキャンプファイヤー。クラスの団結力が一段と強くなりました。白雪姫と7人の小人たちそして水戸黄門まで登場した先生方の演技も楽しい思い出として忘れられません。東京体育館という素晴らしい会場で行われた初めての体育祭。応援団の方々の声、そして応援に対する姿勢に「女子校でこんなに迫力のあるものが見られるなんて・・・。」と圧倒された思いでした。

  2年生で体験した九十九里浜の地引き網。網にかかったたくさんの魚を目の前にし、これらを恵んでくれる海の尊さを感じました。6月の体育祭の競技「我ら運命共同体」では、クラスが息をあわせることがどれほど大変か、また、息をあわせることができた時、どれほど気持ちがよいかを実感することができました。初めは2人で、次に4人、10人と数を増やしていき、最後にクラス全員で。全員になっても最初は歩くことしかできませんでしたが、少しずつスピードを上げて走ることができるようになりました。その練習が、体育祭当日の息のあった完走につながったのです。
  2年の3学期には仮設校舎に別れを告げ、新校舎での生活が始まりました。9階建ての立派な外観、3階から9階の立派な吹き抜け、ぬくもりを感じる木の床、沢山の蔵書がある図書室。他にも多くの設備が備わった新校舎。このような環境で学校生活を送れると思うと本当に幸せでした。

  そして、いよいよ最高学年。修学旅行で訪れた京都と奈良。手の込んだ何千もの仏像、壮大な木造建築の寺、至る所に根を下ろし咲き乱れる桜。日本に生まれ育った自分に喜びを感じ、また先祖が残したこのような遺産を大事にしていかなければならないと感じました。
  体育祭。「輪を転がしてそれを追いかける。これも青春。」というアナウンスから始まったフラフープを使っての演技は、最後に私達全員の見事な「輪」を描き、会場から多くの拍手をいただきました。
  文化祭。各クラスの展示や部活動の発表だけではなく、初めて高校生の第一文実のお手伝いをしました。そこでは高校生が華やかな文化祭の裏で懸命に働いていらっしゃることを知りました。

  中学最後の、合唱コンクール。一番練習期間が長いこの行事。どのクラスも一生懸命練習し、本番ではどのクラスも個性あふれる素晴らしい歌の祭典となりました。各クラスの歌声とともに、「合唱コンクールの歴史を塗り替えた学年」というお誉めの言葉は私たちの心にいつまでも残ることでしょう。

  また、私は3年間の中学校生活の中で学校行事と同じくらい一生忘れることができない思い出を作ることができました。部活動です。色々なことを教えて下さった先輩、毎日の練習を一緒にしてきた後輩、土日の大会で応援して下さった保護者の方々、素晴らしい指導をして下さった先生。その想いに触れ、感謝したことが何度あったことでしょう。そして何よりも一緒に過ごしてきた仲間たち。これから成長していくなかでこれほどの仲間に出会うことができるのだろうかと思うくらい、私はこの仲間が大好きです。この仲間と沢山の日々を送れて私は本当に幸せだったと自信を持って言えます。

  この3年間を通して様々な場面で学んだように、今、私たちの住む地球は多くの問題を抱えています。地球温暖化、オゾン層の破壊、水質汚濁などの自然破壊。それだけではありません。人間同士のかかわりの中での問題も生じています。たとえば、核問題、飢餓、紛争などです。私たちは授業で次のような話を聞きました。地球の歴史を1年、地球が誕生したのを1月1日とすると、人類は12月31日の除夜の鐘が鳴ろうとしているときに誕生したということです。人間は地球が何億年もかけて築き上げたものを一瞬のうちに破壊しようとしています。このような話を授業で聞くたびに私たちは改めて様々なことを考えさせられました。私たちは衣食住すべてが安定しているうえ、学校で多くのことを学ぶことができます。恵まれている私たちはこの学校で得たものを生かして、将来数え切れないほどある問題を解決できる力を備えるべきではないでしょうか。そして、この地球で生きていく力をもっとつけるために私たちは高校で今以上勉学に励んでいきたいと考えています。
  私たちは今義務教育を終えて4月から高校生になります。中学の間に学んだことは必ず高校で役に立つと思っています。自分は将来何をしたいのかを決め、その決めた目標に向かって一人一人がそれぞれの道を歩んでいく。高校ではそんな環境になっていくでしょう。私はしっかり気を引き締め、高校生活の中で最高の未来を自分自身の力で切り開いていきたいです。全く知らなかったことを授業で沢山学ぶでしょう。色々なことに挑戦することができるでしょう。色々な人と接することができるでしょう。中学校生活が終わるのは悲しいですが、多くの可能性がある高校生活は本当に楽しみです。

  3年間私達を温かく見守り続けて下さった先生方。中学をこんなに楽しく過ごすことができたのも先生方の支えや励ましのおかげです。先生方の教えて下さったことは何一つ無駄にせず、今後の自分をどんどん磨いていきたいと思います。特に中学3年間を通して担任をして頂いた先生方。最後の学年集会で「この学年を持つことができて良かった」と言って下さった時は、「私も先生方と3年間ご一緒できて本当に幸せでした。」と誰もが思いました。
  そして私達のあらゆる日常生活の中で先生方と同じくらい支えになり助けてくれた家族。喜び、悲しみを一緒に感じあってくれた家族。私達をこの大妻中学校に通わせてくれる家族。毎日が楽しく過ごせるのは家族の存在があってのことです。本当に感謝の気持ちで一杯です。今まで本当にありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願い致します。
  委員会でも部活動でも私達をサポートして、最後までついてきてくれた在校生の皆さん、本当にありがとうございました。次はあなた方がこの古き良き大妻の伝統をしっかりと受け継いでいってください。また、あなた方自身で一生に一度しかない中学校生活を存分に楽しんで下さい。

  最後になりましたが、大妻中学校のますますの御発展をお祈り申し上げ、答辞とさせていただきます。

平成17年3月19日  平成16年度卒業生総代
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