OTSUMA JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

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アメリカ西海岸プログラム その2

先週金曜日と週明けの月曜日の2日に渡り、今回のメイン企画の1つ、企業訪問やそこで働く方とのセッションが始まりました。

<4日目(現地26日)>

午前中はボーイング社の工場見学に出掛けました。 マウントレーニアというコーヒーでもおなじみの山もはっきりと見ることができ、最初から別の点で興奮をよびました。 747という最大サイズの機体や787という新しい機体を作っている工場で、実際に製造ラインを見せていただきました。 午後は、ボーイング社で実際に働く前田伸二さんに講演をしていただきました。 前田さんは幼いころからパイロットを目指し、航空系の高校、大学と進むも、大学1年の時に交通事故にあい、生死をさまよいます。 右目の視力を失い、夢を一度はあきらめ、生きる気力を失う経験を経ながらも、アメリカで再度挑戦をし、パイロットになりました。 生きること、そして夢を追い、可能性を信じることの大切さを力強く生徒たちに伝えてくれました。

<7日目(現地29日)>

まずマイクロソフト社を訪問しました。
最初にマイクロソフトリサーチという関連会社で研究職に就き、翻訳研究をしている方のお話を伺いました。
「専門×英語」を見つけて、育てていくことが可能性を広げるということをお話しいただきました。

次に、マイクロソフト本社で勤務されている女性トップリーダーの方にセッションをしていただきました。
失敗のリスクをあえて求めて、そこから学ぶことでしか、新しい成長はないというマイクロソフトのマインドを生徒に語っていただきました。
世界の最先端でリーダーとして活躍される彼女の思考と言葉にはあまりある刺激を受け、生徒たちの目も3段階ぐらい大きく見開かれていました。
マイクロソフト社のお二方は共通して「世界のコミュニケーションの多様性」を理解すること、英語力がないと何もできない、ということもおっしゃっていました。

午後は名門大学のワシントン大学エンジニアリング学部を訪問します。
この春に卒業され、現在シアトルでユーザーエクスペリエンスデザインという分野で専門職に就く方にお話をいただきました。
多様な経歴を経てワシントン大学に入学された方で、その実行力と努力の量に驚嘆するばかりです。
また、ITテクノロジーの最先端の分野でどのようなことをしているのか、とても興味深い話が多くありました。

最後はAmazonです。まずは噂のAmazon Goで買い物をしました。 本当にそのまま持ち帰ってよいのか、本当に清算されるのか心配になりつつも、10分後にはスマホにレシートが届きます。 その後、Amazon本社のミーティングルームに入れていただき、実際にテクノロジーを作り出している方々から新しいことに挑戦することの可能性と楽しさ、そして失敗の大切さを教えていただきました。

なんと中身の濃い2日間だったことでしょうか。心を揺さぶられることの連続でした。
生徒たちも終始手を挙げて質問をし、積極的に参加してくれました。
間違いなく10年後、20年後まで思い出し、大切にしていくだろう言葉やメッセージが詰まっていました。
高校生の時にこれらのメッセージに直に出会える機会は本当に貴重で、うらやましい限りです。

「想像以上に君は変われる」、、、世界をリードする皆さんからそのメッセージを感じてくれことでしょう。